経済産業省
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「都市インフラ成熟度モデル」の国際規格が発行されました~評価・改善ガイダンスによる、持続可能な都市インフラ開発の実現を目指して~

本件の概要

持続可能な都市インフラの開発を進めるため、国際標準化機構(ISO)において、我が国から「都市インフラの評価・改善のための成熟度モデル」の提案をしていたところ、この度、国際規格(ISO37153)として発行されました。

1.背景

世界の各都市は、大気汚染、渋滞、衛生問題など様々な課題を抱えています。これらの課題を解決すると共に持続的な都市の発展を実現するためには、都市を構成するエネルギー供給システム、上下水道、交通システム、廃棄物処理施設、ICTプラットフォームなどの都市インフラが継続的に評価・改善される環境を構築することが、極めて重要です。
そこで、経済産業省では、国際標準開発事業※1において、各国の都市インフラの評価指標を調査、検討し※2、その成果を基に、平成27年6月に「都市インフラの成熟度モデルに基づいた評価・改善を行う手法開発」をISOに提案しました。その後、同機構に設置された作業グループにおいて我が国が主導して協議してきた結果、平成29年12月11日に国際規格(ISO37153)として発行されました※3。

※1:省エネルギーに関する国際標準の獲得・普及促進事業委託費(省エネルギー等国際標準開発(国際標準分野(新規対応分野)))。ISO/TC268/SC1(スマート都市インフラ)配下の委員会作業グループ(ISO/TC268/SC1/WG1(インフラメトリクス)にて実施した。作業グループのプロジェクトリーダは、富士通株式会社 周 意誠氏。
※2:ISO/TR37150(各国の既存インフラ評価指標例の収集・分析レポート)、ISO/TS37151(都市インフラの評価指標のための原則及び要求事項)を開発し発行した。
※3:ISO 37153 Smart community infrastructures Maturity model for assessment and improvement

2.国際規格の概要

この国際規格は、都市インフラの成熟度を一貫性のある表現で定義するとともに包括的に評価することで、都市インフラの継続的な改善を促すガイダンス規格です。
都市インフラの成熟度は、各評価指標に対して5段階の達成度で定義します。評価指標は、パフォーマンス(性能)、プロセス(運用管理)、インターオペラビリティ(連携性)の3つで構成され、都市インフラ自体の性能のほか、都市課題への貢献度の視点からも評価されます。
この規格によって、自治体等の都市計画の実施者が望む成熟度モデルとのギャップが明確となり、改善に向けた方向性を把握することができるようになります。

図.本規格における都市インフラ成熟度モデル

3.国際規格の発行による効果

この国際規格を通じて、省エネルギー性能など我が国の優れた都市インフラによるサービス・技術が正当に評価される市場環境が形成され、世界の各都市が抱える課題の解決に貢献することが期待されます。

担当

産業技術環境局 国際電気標準課長 森田
担当者:山岸、中川、澤田、小迫
電話:03-3501-1511(内線3428~9)
03-3501-9287(直通)
03-3580-8631(FAX)

公表日

平成29年12月26日(火)

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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