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北海道胆振地方中東部を震源とする地震の被害・対応状況について(9月6日(木曜日)15時30分時点)

2018年9月6日

経済産業省関連の被害状況は、現時点で把握している限りでは以下のとおり。
Twitter「経済産業省@meti_NIPPON」でも、最新状況を発信しています。

1.電 力 (9月6日15時00分時点)

    停電戸数 約292万戸
〇北海道全域で大規模な停電(約295万戸)が発生。現在詳細を確認中。
○本日昼頃より、水力発電所から旭川市と苫小牧市の一部(2.6万戸分)に電力供給を開始した模様。
【停電の原因】
※需給の大半を占める火力発電所が密集するエリアでの地震により、火力がトリップしたことによる供給力の不足(水力は立ち上げているものの、全体の需要を賄うには不足。)。
【各発電所の再稼働に関する検討】
※北海道電力の56か所の水力発電所のうち、約20か所(高見、東の沢、雨竜、金山等)が再起動済み。
※エリア最大の火力発電所である苫東厚真火力発電所について、4号機の再稼働に向けて作業を進めていたが、タービン付近から出火を確認。また、1号機、2号機もボイラーが損傷しており、この苫東厚真発電所の復旧には少なくとも1週間以上かかる見通し。
※苫東厚真火力発電所の代替として、既に立ち上がっている道内の水力発電約30万キロワットに加えて、砂川火力発電所の再稼働を本日中に行うべく作業中。
※奈井江火力発電所、伊達火力発電所、知内火力発電所などの火力発電についても再稼働に向けた作業を行っており、できれば明日にも再起動させることを目指す。
※北本連系線(60万kW)では設備被害は確認されておらず、北海道内の系統の需給バランスが安定し次第、融通開始が可能。以上によって、約290万キロワットの供給力を確保できる見通し。
※送配電設備については巡視点検中であるが現状大きな設備被害は確認されていない。
【発電機車の配備】
※北海道の昨日のピーク電力需要は380万キロワットとなるため、病院などの重要施設への電気の供給のための電源車の配備も早急に進めている。
※政府からの指示に基づき、北海道電力だけでなく東北電力、東京電力からも、この電源車を派遣するための準備を進めている。
※北海道電力管内の発電機車は高圧で25台であり、順次優先供給先に配備中。発電機車の派遣については、東北電力から30台、東京電力から30台、北陸電力から13台を予定しており、準備が出来次第すぐに出発する予定。
【その他】
○泊原発は、全号機について、外部電源からの電力供給が復旧(13:00時点)。
〇東北電力管内は停電の発生無し。

2.都市ガス等(9月6日13時00分時点)

【都市ガス・LPガス・旧簡易ガス】
〇現時点で被害なし。引き続き情報収集中。

【熱供給】
停電のため熱供給に係る供給停止が発生中
〇苫小牧エネルギー公社 苫小牧中心街南地域(温水):約700戸
〇苫小牧熱供給 苫小牧市西部地域(温水):約2,400戸
〇苫小牧熱サービス 苫小牧市日新団地地域(温水):約850戸
〇北海道熱供給公社 札幌市都心地域(温水、蒸気、冷水):約90戸
札幌市光星地域(温水):約1,700戸
〇北海道地域暖房 厚別地域(温水、蒸気):約5,400戸
真駒内地域(温水):約1,600戸
〇エナジーソリューション 小樽ベイシティ地域(温水):約270戸
以上、いずれも設備被害はなく、復電後復旧の見込み。

3.製油所・油槽所・備蓄基地・コンビナート(9月6日15時00分時点)

【製油所】17時00分
〇苫小牧市 出光 北海道製油所 設備被害なし(火災・漏洩なし、職員の無事確認、精製・出荷設備自動停止中)
【油槽所】17時00分
〇室蘭市 JXTG 室蘭製造所 設備被害なし(非常用発電で出荷可能、出荷待ち)
〇苫小牧市 東西OT 苫小牧油槽所 設備被害なし(停電中)
〇苫小牧市 JONET 苫小牧油槽所 設備被害なし(非常用発電で出荷可能、出荷開始)
〇留萌市 JXTG 留萌油槽所 設備被害なし(非常用発電で出荷可能、出荷開始)
〇その他道内油槽所 設備被害なし
うち、(JXTG)稚内油槽所、釧路西港油槽所(非常用発電で出荷可能、出荷開始)
(昭シ)釧路西港油槽所(非常用発電で出荷可能、出荷開始)
(出光)函館油槽所、釧路油槽所(非常用発電で出荷可能、)
【備蓄基地】
〇現時点で被害なし。引き続き情報収集中。
【コンビナート】
〇新日本住金室蘭製鉄所敷地内の事業者である三菱製鋼で、冷却水が止まり、鉄の輻射熱で周囲装置に着火する火災が発生。既に制圧済みで、被害拡大の恐れなし。人的被害なし。
【LPガス基地】
〇苫小牧市 アストモス苫小牧基地 設備被害なし(停電のため出荷停止)
〇石狩市 ENEOSグローブ石狩ガスターミナル 設備被害なし(停電のため出荷停止)
※その他、充填所については被害情報なし。非常用発電機で機能維持中。

4.石油(SS)(9月6日13時00分時点)

〇北海道内において、自家発電機を有し、停電時にも稼働可能な中核SS等約300カ所のうち、現時点までに約110カ所の営業を確認。残りについても引き続き状況確認中。

5.火薬類

〇現時点で被害なし。引き続き、被害情報集中。

6.工業用水道(9月6日10時00分時点)

〇道内全7事業について、一部漏水が認められるものの、全て給水中。(配水ポンプは自家発電により運転中)

7.工場等の停止状況(9月6日12時00分時点)

〇電力供給不足により、多くの工場停止の報告があり、引き続き注視が必要。

担当

大臣官房 広報室
太刀川、中村、藤井
電話:03-3501-1511(内線 2276)
03-3501-2857(直通)
03-3501-6942(FAX)