第1回「AIエッジコンテスト」を開催します

2018年11月12日

経済産業省は、革新的なAIエッジコンピューティングの実現に向けて、優れた技術・人材・アイデアを発掘し、新たな人材の当該分野への参画を促すため、実データを使い実装を意識した課題の解決を競うコンテスト“AIエッジコンテスト”を開催します。第1回目である今回は、自動走行の実現に欠かせない画像認識に関して、画像中の物体検出の精度を競うコンテストを開催します。
今後、本コンテストは、革新的なAIエッジコンピューティングの実現に向けて、アルゴリズムなどのソフトウェアだけでなく、ハードウェアやその実装を含めたコンテストを検討し、継続的に実施する予定です。
なお、今回のコンテストに用いた走行画像データは、コンテスト終了後、公開を検討しています。

1.開催趣旨

これまでIT技術の発展に重要な役割を果たしてきたムーアの法則が滞りつつあると言われる中、IoT社会の到来により手元で瞬時に応答することが求められるIoT機器が増えていくと想定され、こうした処理をAIの活用により対応する、革新的なAIエッジコンピューティングの実現が求められています。

経済産業省では、革新的なAIエッジコンピューティングの実現に向けて、優れた技術やアイデア、それらを担う人材を発掘し、新たな人材の当該分野への参画を促すため、実データを使い実装を意識した課題の解決を競うコンテスト「AIエッジコンテスト」を開催します。
第1回目である今回は、“Connected Industries”における重点取組分野の1つである「自動走行・モビリティサービス」に着目し、自動走行の実現に欠かせない画像認識に関して、画像中の物体検出等の精度を競います。
今後、本コンテストは、革新的なAIエッジコンピューティングの実現に向けて、アルゴリズムなどのソフトウェアだけでなく、ハードウェアやその実装を含めたコンテストを検討し、継続的に実施する予定です。

2.コンテスト開催概要

※11月21日付で情報を更新しました。

 

各部門の内容

諮問委員会

金出 武雄 氏 カーネギーメロン大学 ワイタカー冠全学教授(委員長、審査委員会委員長を兼務)
北野 宏明 氏 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 所長(準備・運営委員会委員長を兼務)
James Kuffner 氏 Toyota Research Institute Advanced Development, Inc. CEO
辻井 潤一 氏 産業技術総合研究所 人工知能研究センター センター長
宮川 潤一 氏 ソフトバンク株式会社 副社長兼CTO

3.コンテストで利用したデータセットの公開

これまで、我が国には、タグ付け等の処理がなされ、一般に利用可能な形で公開された国内道路走行画像のデータセットがほとんどありませんでした。このため、今回のコンテスト開催に当たり、都内一般道等の走行画像に係るデータセットを構築いたしました。本データセットはコンテスト終了後、我が国の画像認識技術の研究に資すること等を目的として、公開する方向で検討しています。

データセットの概要

今回のコンテスト開催に当たり、都内一般道等の走行画像について、(1)矩形タグ付け処理されたデータセット及び(2)ピクセル単位でラベリング、セグメンテーション処理されたデータセットの2種類を構築しています。走行画像を取得したルートの地図及び(1)、(2)の各データセットの概要は以下の通りです。

走行画像を取得したルートの地図

(1)タグ付け処理されたデータセット

画像枚数:30,000枚
タグ付けの種類:10種類(乗用車、歩行者、トラック、信号、標識、自転車、バイク、バス、特殊車両、電車)

(2)セグメンテーション処理されたデータセット

画像枚数:3,000枚
タグ付けの種類:21種類(乗用車、歩行者、信号、車道、バス、トラック、特殊車両、バイク、自転車、電車、標識、空、建物類、自然物、壁・フェンス、地面、歩道、路肩、障害物、不明物、自車両の写り込み)

4.その他

コンテストの上位者には、2019年3月に(公社)自動車技術会が開催する予定の「自動運転AI チャレンジ」に参加する資格が与えられ、アルゴリズムの自動運転プログラムへの実装、カート車両への搭載及び走行にチャレンジすることができます。

担当

商務情報政策局 デバイス・情報家電戦略室長 田中
担当者:瀬川、國峯
電話:03-3501-1511(内線 3981~7)
03-3501-6944(直通)