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枝野経済産業大臣の臨時記者会見の概要
19:26~19:38
於:記者会見室
冒頭発言
ストレステストに係る意見聴取会
たびたびお呼び立てをして、大変恐縮でございます。
ストレステストの意見聴取会のことについて、御報告を申し上げます。
既に御承知と思いますが、改めて、念のため、この意見聴取会について御説明申し上げますが、ストレステストは保安院がチェックをするという仕組みになっておりますが、保安院のチェックが科学的、技術的に正しいものであるのかどうかを専門家の皆さん、それも幅広い専門家の皆さんの御意見を伺うと、そしてその御意見自体も専門家同士のやり取りも含めて公開をして、その意見聴取会のメンバー以外の専門家の皆さんや市民の皆さんにもその意見のやり取り等を検証していただくという機会を作ると、その目的で意見聴取をする場でございまして、そこで何かを決めるという場ではございません。
そうした中で、ストレステストに対する保安院としてのチェックの状況をこの意見聴取会の場でお示しをした中で、専門家の皆さんの意見などを踏まえて、更に資料を出させる等のこともやってきているところでございます。
ただ、残念ながらその公開、傍聴を直接していただくことについて、前回、先ほど申しましたとおり、議事の妨げになるような著しい不規則発言や特に議事の終了後の委員の皆さんに傍聴の方が詰め寄るというようなことがございまして、残念ながら、直接同じ会議室の中で傍聴していただくということの中では、平穏な状況で専門家の皆さんに専門的に意見を出し合っていただくということの目的が果たせない。
ただ、正に一般の国民の皆さん含めて、そのやり取り自体を知っていただく、見ていただくことで、この意見聴取会のメンバー以外の皆さんからの声というものも、意見というものも承れるようにという趣旨でございますので、平穏な進行上という必要から、しっかりと全てのやり取りを見ていただけるように、準備をして今回を迎えたわけでございます。残念ながら、そうしたことを御理解いただいた上で、傍聴の申し込みをいただいていたはずでございますが、御承知のとおりの経緯ということになりまして、大変残念に思っているところでございます。
ただ、専門家の皆さんに保安院の見解をしっかりとチェックをしていただく、そして専門家の皆さんの御意見をできればいろいろな立場から、そこでやり取りをしていただくことで、他の専門家の皆さんはもとより、国民の皆さんにも安全性がしっかりチェックされているかどうかということについて、知っていただく機会を作るという、この意見聴取会は大変重要でございますし、こうした残念な事態によって、こうした手続、プロセスがしっかり進められないということは適切でないと思っております。
こうした経緯でございますが、残念でございますが、本日は傍聴をリアルタイムでしていただくということは、断念せざるを得ないという状況でございまして、別室を用意しておりますので、委員の皆さん、後の予定もございますので、今日は長い時間は取れないというふうに思いますが、予定されていた議事を時間の範囲でできることについて、別室で議論をしていただくことにいたしました。
その上で、機器の関係で別室でリアルタイムで見ていただくということは、残念ながら断念せざるを得ませんが、全部映像を撮りまして、できるだけ可能な限り早く、そのやり取りについては、全て経産省のホームページから全ての方に御覧をいただくというような体制を作るように、指示をしたところでございます。ほぼこの会見と同時並行で準備が整い次第、別室で意見聴取会をスタートが遅れまして、短い時間でございますけれども、可能な範囲内で実施を既に始めているか、始めるところであるというような状況でございます。
私からは以上です。
質疑応答
Q: まず、今後他の原発のストレステストについても聴取会を開くと思われるのですが、この一般傍聴も制限する方向で考えるのでしょうか。
A: 私は、できるだけ多く皆さんに様々な議論や検討の場を知っていただくということは重要だというふうに思っています。できるだけ会議室のその場に来ていただいて、そこで傍聴していただくという方が準備等、様々な手配や用意がありますので、そういった形にできればしたいというふうに思っています。
ただ、議事が妨げられる、平穏な状況の中で専門的な議論を専門的に戦わせていただくという安全性チェックの上で重要なやり取りができないということでは、本末転倒だというふうに思っておりますので、公開は今後も徹底していきたいと思っておりますが、やり方については、今回のことを踏まえて検討しなければならないと思っています。
Q: 今回のような混乱に至った要因はどこにあったのですか、こちらで会議の運営側にも何か問題があったという認識でしょうか。
A: 私としては、できるだけ多くの方にリアルタイムで、もちろん事後的に議事録その他公開しますし、それから経産省直接ではありませんが、民間のネットの皆さんなどから流していただくとか、そういうことはありますが、できるだけリアルタイムで見ていただくということを前回のことがあったにもかかわらず、実現したいということで、今回のような対応を考えたわけでございますが、そうした形で我々が傍聴者の皆さんを信頼したことが一部の方とはいえ、私どもの信頼に対応していただけなかったことは残念です。
Q: 今日、会議が紛糾しまして、一旦、会議を中断して仕切り直すという考えもあると思うのですが、今日会議をやらなくては理由はどの辺りにあるのでしょうか。
A: やらなくてはいけないということよりも、今日予定をされていた会議でございます。それが一部の方の妨害で開催されないというのは、これまたやはり筋が違うものというふう思っております。
Q: 再稼働を急ぐという考えが経産省としてあるのではないかという考えもありますけれども、その点はいかがでしょうか。
A: 朝日新聞さんですよね。私は御社の連載記事で書いていただいたとおり、再稼働を急ぐというつもりは全くありません。そのことは従来から申し上げております。
Q: 今回の会議の進め方の中で、例えば一旦傍聴を入れて、当然進める中で、議事の妨害ですとか、そういうことをした場合には出てもらいますよということを宣言した上で、入れてやってみて、当然そういうことがあった場合には、理由があるわけですから、強制的に出ていただくという段取りをとるという方法も有り得たと思うのですが、それをしないということについては、どういうふうにお考えでしょうか。
A: これは既に前回が途中で議事を妨げるような不規則発言等があって、その方には退室をお願いしたのですが、退室をいただけませんでした。その上で、終わった段階で委員の方に詰め寄るというようなことまでございました。これはもちろん例えば運営のやり方とか、様々なことについて、それはいろいろな御意見があるのは、真摯に受け止めなければいけないと思います。
それは向かうとすれば、私であったり、あるいは保安院や経産省であるべきであって、委員の皆様に詰め寄るというのは、これはちょっと筋が違う。委員の皆さんに議論をお願いする立場としては、そういったことがあった以上、再びそういったことがないように最善を尽くすということは、私は必要なことだったと思います。
Q: 先ほどの会見で、大臣の立場を離れて心情的には再稼働には慎重であるべきことだという心情にはかなり近いというふうに言われたのですけれども、現在大臣としていらっしゃるということと、個人の心情では枝野さんとしては違うのでしょうか。
A: 心情については理解をいたしますし、かなり近い心情を持っていると思っています。同時に、今回のこのいきさつ、経緯というのは、様々な御意見、御主張についてもちろんいろいろな主張があって当然です。それをいろいろな形でアピールされることは当然だというふうに思いますが、ルールをしっかり守った中でやっていただかないと、それは物事が適切には進んでいかない、それは大臣としては、そのことをしっかりとやっていかなければならないということを申し上げたわけです。
Q: さっきの質問に関連するのですが、今日聴取会を行う理由は再稼働とは関係ないにせよ、少なくともIAEAの専門家の来日に備えて、ある程度のところまでは議論をしておかなければいけないということに関係はあるのでしょうか。
A: しておかなければならないということではございませんし、当然意見聴取会のメンバーの皆さんにはIAEAなどの御意見も踏まえた上で、更に御議論をいただくということを予定してきているところでございますが、IAEAの皆さんから御指摘をいただく前の段階で、それ以外のことについて、様々な御議論できれば、その分だけ安全について、より充実した議論ができるというふうには思っています。
Q: 今日、そういう形で議論を再開した場合に、一部の委員の先生の中には、そういうやり方は好ましくないということで、欠席されるような意向の方もいらっしゃるようですが、そうなった場合に、結果として、幅広い専門家の意見を聞くという大臣がおっしゃられた趣旨が全うできないのではないかという気がするのですが、その点はいかがお考えですか。
A: 今日で別にこの意見聴取会が終わるわけではありません。それから、委員の皆さんには、御欠席の方にも、今日保安院の方からプレゼンをする予定であったことについては、当然お伝えをいたしますし、これは委員の方に限らず、全ての方に今日のやり取りについてはお伝えをいたします。その上で、御意見があれば、是非、積極的に御意見を出していただきたいというふうに思います。
本当に度々お集まりいただきましてすみません。
ありがとうございました。
