トップページ > 情報発信 > 会見・スピーチ > 望月経済産業事務次官の次官等会議後記者会見の概要
最初に、昨日、青森県尻屋崎沖において、資源エネルギー庁の三次元物理探査船「資源」が曳航するケーブルに海上自衛隊の潜水艦「おやしお」が接触し、6本のケーブルが切断されたということがございました。人員に異常はなく、現在、ケーブル回収作業に努めているところであります。詳細な原因を確認しているところでありますけれども、運行を委託している独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)からは、所要の手続きを全て行って通常の調査を行っていたところであり、現在までの情報によれば、探査船側に特別の過失は無いという報告を受けているところでございます。
私からは、とりあえずご報告することは以上です。
Q: 本日、国際原子力協力協議会が発足しましたけれども、設立の狙いと意義について、お聞かせください。
A: 今日午前に二階大臣が出席されて、国内の原子力関係者、関係機関が参加をして、国際原子力協力協議会第1回会合が開催されました。この協議会というのは、原子力分野で専門的な知見を有する国内関係機関の総力を結集して、効果的かつ効率的な国際協力を実施していくことを目指すものであります。今日の第1回会合では、「原子力発電に関する国際協力についての基本的な考え方」について合意をいたしました。4点ほどありますけれども、1つは核不拡散、原子力安全及び核セキュリティというものを確保する、2番目に官民の連携を強化する、3番目に相手国のニーズに応じた幅広い協力を実施していく、4番目に国内のリソースの有効活用していく、そういうことを協力して進めることになりました。
この他、本日の会合では、ベトナムでの原子力発電所の建設計画への参加、あるいはアジアの原子力分野の人材育成への協力の重要性などが議論されました。今後とも、我が国の優れた技術や安全運転の経験を活かして、原子力分野の国際協力を推進していきたいということでありました。
平和利用に徹して原子力発電をこれまで進めてきた我が国としては、これだけ地球環境問題が大きくなり、世界で原子力利用についての期待が高まっている中で、的確な技術移転をしながら協力していくということは、我が国の置かれた責務でもあろうかと思いますので、そういった面から、この協議会というのは有効に意義ある活動をしてくれるものと期待しているところです。
Q: 来週24日からOECD閣僚理事会が開かれますけれども、経済産業省としてどのような成果を期待されていますでしょうか。
A: 何と申しましても最大の課題は、現在の世界経済危機からの脱出というか、回復ということが世界全体の課題でもあろうかと思います。そのために、これまで各国先進国中心に協力して行ってきた景気回復策、経済対策というものの評価をきちんと的確にした上で巡航軌道に戻していく。それから先の出口も含めて、世界の経済政策、各国の経済政策担当の責任者が一堂に会して議論するということが、第一の最大の目的でもあるし、使命でもあろうと思います。
それから、同時に地球環境問題と経済問題というものが、如何にして両立していくかということが、現下の経済政策上の大きな問題である。これはもう少し長期にかかる問題だと思いますけれども、その点を両立していくために、如何に環境に調和した経済成長をしていくかということを議論し合うということも大事な目的ではないかと思います。そういったことも含めて、幅広く経済問題について、関係閣僚が集まって議論できるということは大変意義あることではないかと思っています。
それから、同時にWTOの非公式閣僚会合も開かれると思うのですけれども、大分間が開きましたけれども、WTO交渉について、再びもう一度そのエンジンをかけられるかという面では非常に重要な集まりになるのではないかと思っています。
Q: 今のWTOのお話ですけれども、やはり、ちょっと雰囲気変わってきたなというような感じが何かありますか。
A: やはり今これだけの経済が停滞している中で、自由貿易というのはもう一回きちんと立て直さなければいけないというのは共通の思いだと思います。そんな中で、WTOがここのところずっと交渉自身が停滞しているということは、ある面ではいろいろな国の政治情勢もあって難しかったのですけれども、やはり非常に残念だと思います。ここへ来て、米国側の体制、特に米国大統領選挙を中心とした新体制がどういう姿勢で臨んでくるかというのは非常に大事だと思いますので、その点について米国側の準備が大分整ってきたというような発信がありますので、この辺について、各国がある程度期待をして、交渉が進むのではないかという雰囲気が少し出てきたということではないかと思います。これは実際に直接会って話をしたいと思いますので、どれだけの準備が整っているかわかりませんけれども、期待をしているところであります。
最終更新日:2009年6月19日
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