経済産業省
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宮沢経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成27年5月08日(金)
9:16~9:25
於:記者会見室

冒頭発言

  まず私の方から連休中のインドへの出張と、昨日福島に出張してまいりましたので、この2件について御報告をさせていただきます。
 日本企業25社のトップにも同行していただき、インドを訪問してまいりました。モディ首相にもお会いすることができ、投資促進、インフラ、エネルギー分野での協力、経済連携の促進などに合意し、私から新幹線システムの採用を要請するとともに、同行企業のインドへの投資に関する25社の「行動計画」をお渡しし、高い評価をいただきました。
 そのほか商工大臣と「日本工業団地」の11の候補地点や「インド太平洋」経済統合の推進に合意をいたしました。
 また、デリー工科大学でのIT人材の日本へのリクルーティングを実施いたしました。アンドラプラデシュ州の新州都開発に向けた日本提案を州の知事に提出するほか、石炭火力の高効率化が重要であり、日本の技術が貢献できるという点で、電力大臣と一致するなど大きな成果が上がったと考えております。
 今回の訪問で、成長戦略にとってインドが重要な意味を持つとの意を強くいたしました。今回合意した事項を着実に実行し、日印関係のさらなる深化につなげたいと考えております。
 次に、昨日の福島の第一原発視察についてであります。
 昨年11月1日の視察の後、約半年たったわけですが、その間、4号機燃料の取り出しが完了しました。また、汚染水対策や作業環境改善が進む中で、中長期ロードマップの改訂を控えまして、昨日改めて福島第一原発を訪問し、廃炉の現場を視察いたしました。
 また、4月末にリスク総点検の報告を受け、2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の汚染源除去、K排水路などの現場を確認いたしました。
 視察の場では、特にリスク総点検で調査が必要と分析したものでもリスクが高いことが推定されるものについては、調査結果を待たず対策を検討するよう指示をいたしました。
 今後、昨日の視察や与党、地元関係者、有識者の意見なども反映し、中長期ロードマップをできるだけ早期に改訂いたします。
 以上であります。

質疑応答

 【エネルギーミックス】

Q: エネルギーミックスと温室効果ガスの削減目標について、先週原案がまとまりましたけれども、最終的な取りまとめに向けた与党との調整やパブコメといった今後の手続の見通しと取りまとめ時期のめどがありましたらお聞かせください。

A: エネルギーミックスにつきましては、28日の審議会でエネルギーミックス骨子案について議論をしていただきまして、最終的に坂根委員長に一任されたと聞いております。
 そして、今後この骨子をもとに、審議会においてさらに議論を深めていただき、骨子案の次は、これは報告書案ということになりますが、最終取りまとめの報告書案をまとめていただく。そして、その案につきましてパブリックコメントを実施したいと考えております。
 その上で審議会においてエネルギーミックスの最終的な取りまとめ、要するに報告書をまとめていっていただくというプロセスになります。
 一方、これと並行する形で、与党において議論を、恐らく骨子案をもとにした議論をしていただきまして、そういう議論も十分踏まえた形で最終的な報告書を作成したいと考えております。
 では、いつまでにということになりますと、パブリックコメント等どの程度かかるかということ、これはかなり丁寧にやらなきゃいけないと思っておりますので、骨子についてはある程度まとまっているわけですけれども、最終報告書については少し先になるのかなというスケジュール感だと思っております。

【TPP】

Q: 15日からTPPの方が首席交渉官会合が始まります。懸案となっているアメリカのTPAの見通しが立たない中で今回どれぐらい進展するのかというのが一つ感じ取れるなと思うんですが、この後閣僚会議があるという話もあるんですが、その見通しについてお願いします。

A: まず15日からグアムにおいて首席交渉官会合が開催されます。これはもう皆さん報道されているように、先月行われた日米間の閣僚級折衝で大きな進展があったということで、首脳会談でもその旨、日米共同ビジョン声明の中に書かれております。
 今後ですけれども、まさにTPAということが大事でありまして、審議が始まったということは交渉全体の前進に大きな機運になると考えられますので、アメリカ国内において早く政府がTPAを取得するということを我々としては大変期待をしております。
 そういう問題に加えまして、日米間でも問題は残っておりますし、一方で他国との交渉という中には困難な課題もまだ残されておりますけれども、少なくとも妥結に向けた機運というものはかなり高まってきていると思っておりますので、この15日からの会合で大きな進展があることを期待しております。
 一方で、閣僚会合の見通しにつきましてはこういう状況でありますので、何ら決まっていないと聞いております。

【エネルギーミックス】

Q: さっきのエネルギーミックスのうちのスケジュール感についてなんですけれども、最終報告書は少し先になるのではないかと思うというのは、これは必ずしも6月上旬のサミットで首相が温暖化ガスの削減目標をお話しになるというようなことをこの間おっしゃっていましたけれども、それまでじゃなければいけないというようなふうに、リンクしているわけじゃないというふうに理解していいですか。

A: 前々から申し上げていますように、G7の場において安倍総理からやはり温暖化目標について、それなりの発言をしていただく必要があると思っております。
 一方で、骨子というものは、少なくとも政府の審議会においては今固まっているわけであります。そして、今後報告書案が作成されるという状況、そして、先ほど申し上げましたように、与党において我が政府が取りまとめた、審議会が取りまとめた骨子についてこれから御議論をしていただくというようなスケジュール感、そういうものも踏まえて、そのときの状況に応じた発言を総理にしていただくということになろうと思います。
 したがって、最終報告書、パブリックコメントを経た最終報告書が6月上旬までにできるということではなくて、それより遅くても、それなりの発言は総理の口からはできるのだろうと私自身は考えております。

以上

最終更新日:2015年5月14日
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