経済産業省
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世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成29年10月24日(火)
10:00~10:10
於:記者会見室於

冒頭発言

【柏崎刈羽原発6・7号機設置変更許可に係る意見照会】

おはようございます。まず私から1点申し上げます。
今月4日に柏崎刈羽原発6・7号機の設置変更許可に係る審査書案が原子力規制委員会において了承をされまして、同じ日に規制委員会から経済産業大臣宛に、この許可についての意見照会がありましたけれども、本日、規制委員会に対して、許可について異存はない旨の回答をいたしました。
また、東京電力は規制委員会に対して、福島第一原発の廃炉を、主体性を持って着実に進めるということや、原子力事業については安全性をおろそかにして経済性を優先することは決してないことなどを会社の方針として示しているところであります。
経済産業省としても、今後とも東京電力がこの方針に沿って地元の方々に主体的に向き合っていくよう、適切に監督・指導してまいりたいと思います。
私からは、以上です。

質疑応答

【衆議院議員選挙】

Q:1点目、衆院選について伺います。
与党で3分の2を超える議席を獲得することになりました。この結果について、大臣の受け止めがありましたらお願いします。

A:今回の選挙は、我々も訴えてまいりましたし、最終的に投票という形で国民の皆さんに御判断いただいたのは、やはり安倍政権が続けてきた外交、安全保障、そして経済政策、これを継続していくべきかどうか、そのことに尽きるんだろうと思います。
結果として、現有議席を維持できる、そして与党で3分の2を超えるような議席をいただいたということは、引き続き安定した政治基盤のもとで今まで進めてきた外交、安全保障、経済をさらに一段と進めるということを国民から求められているということだと思いますので、こういった多くの国民の御理解と御信頼を得られたことについては謙虚に受け止めながら、しかし、政権として選挙中訴えかけてきたことを一つ一つしっかりとやり遂げていくことが重要だと思っています。
特に経産省としては、経済政策の中で、特に成長ということにしっかり取り組んでいかなければいけないわけであります。また、その成長の前には少子高齢化という非常に大きな課題も立ちふさがっているわけであります。
総理が掲げておられる生産性革命と人づくり革命の実現に向けて、経済産業省としてもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

【神戸製鋼】

Q:もう一問、神戸製鋼についてなんですけれども、子会社の工場でJIS法違反の疑いが出ているほか、日本品質保証機構がJISを満たさない製品があるという指摘もしたということですが、JIS法を所管する官庁としての対応、一体どのようなものがあるでしょうか。

A:今月19日と20日に神戸製鋼の子会社、コベルコマテリアル鋼管の秦野工場において、JQAがJISマーク認証の再審査のための現地調査を行ったところであります。
経産省としては、その再審査の結果をまず注視をしていきたいと思いますし、同社を担当している認証機関に対して、同社の他工場への再審査を検討するように指示をしたところであります。
同社に対しては、安全検証を最優先して進めるとともに、外部調査委員会を速やかに立ち上げて事実調査、原因究明を行って再発防止を徹底するように求めてまいりたいと思っております。

Q:さっきの神戸製鋼のことについても、最近、日産も神戸製鋼も不正問題で、中国も含めて、海外は日本製への不信感が広がっていて、日本政府としてはどんな対策をとられていますか。

A:まず大臣就任以降、私は製造業の現場というのをたくさん歩いてきております、視察をしてきております。そういう中で、やはり日本のモノ作りの現場の力というのはすごいわけであります。そして、そこで働く人々も品質をさらに高めるために日々改善に努力をして汗をかいている。だからこそ、日本の製品というのは非常に高品質でありますし、そのことが世界からも強い支持・評価を受けているということだと思っています。
今回は、個別の会社の特異な問題が出てきているわけでありますから、関係する企業において原因究明と再発防止に向けた調査をしっかりと行っていただいて、こういった特異な事例が他の産業に広がらないようにしていくということが、他の産業、他の企業に、他の現場に広がらないようにしていくということ、その観点から製造業、あるいは産業界全体で今回起こっている事案の調査結果をしっかり共有をして、同じようなことがほかで起こらないように、しっかり取り組むということが重要だと認識をしています。
いずれにしても、多くの日本企業の製品というのは、引き続き世界で高い信頼を得ているわけであります。その信頼を裏切ることがないように、今後も産業界には気を引き締めてしっかりと取り組んでいただきたいと思っています。

Q:もう一問お願いします。
今はアルミ板というのは、自動車軽量化の中で重要な役割を果たしておりますが、神戸製鋼検査データ改ざん問題で、今の日本及び世界の自動車産業にどんな影響を与えると思われますでしょうか。

A:今これは原因究明等の調査が行われている段階ですから、基本的には、現段階ではコメントは控えさせていただきたいと思います。
また、安全基準については、これは国土交通省の所管でありますので、経済産業省としてはお答えはできないわけでありますが、いずれにしても、最終的に製品になった段階での検査を全部クリアしている製品だと認識をしております。

【商工中金】

Q:選挙中も、かなり商工中金に関して、いろいろと報道が出ていたかと思いますが、かなりいろいろ不正事案が広範囲に広がっているという内容だったと思うんですけれども、それを受けて、大臣として、現在商工中金に対して、どのような所感をお持ちなのか、お伺いしたいです。

A:いろいろな報道があるわけでありますが、私の立場としては、今全件調査、これ22万件にわたるわけですけれども、その調査の結果というのを待っているわけであります。
そして、また経産省、金融庁、財務省、農水省といった主務省でも、今立入検査を実施しているわけであります。
こういう全件調査と、そしてこの立入検査、この結果をあわせて全容をしっかりと解明・把握した上で、役職員の責任の明確化とか、ガバナンスの抜本的強化といったことを商工中金に対して、さらなる対応を求めていきたいと思っています。

【日経平均株価の上昇】

Q:選挙期間中に与党優勢が伝えられて、日経平均株価が15日連続で、15営業日連続で上がるということになりました。こうした株式市場の期待感をどう受け止めていらっしゃるか、また、今後それの期待に応えるためにどうされるか、お願いいたします。

A:株価の水準について、大臣としてコメントするのは適切ではないと思っておりますが、いずれにしても、アベノミクスが安定した政治基盤の上で継続をするということが評価されているのだとすれば、引き続きアベノミクスをしっかりと推進をする取組を続けていかなければいけないと考えております。

【原発政策】

Q:選挙期間中は、主要な野党が与党の原発政策について批判を述べておりましたけれども、今回、与党が3分の2を超える議席を獲得したということで、これまで進めてきた原発の再稼働というものについて国民の信頼を得られたというふうにお考えでしょうか。

A:今回は、個別の原発そのものだけが争点になった選挙ではありませんから、選挙結果をどういうふうに受け止めるかという観点はありますけれども、いずれにしても、我々はエネルギー基本計画というきちんとした戦略を出して、そしてそのことをしっかりと開示をしながら選挙戦を戦ってきたわけでありますから、選挙後も引き続き今決まっているエネルギー基本計画、あるいは今、2030年に向けての検討、再検討というのも行っておりますし、また2050年を踏まえた議論というのも行っておりますので、まずはその議論の結果を待ちたいと思っています。

【商工中金】

Q:商工中金の件に関して、一部報道では、週内にも3省庁検査による業務改善命令を出すというようなものであります。
そうすると、商工中金の全容検査とは別に、あるいはもう先立って、こういうアクションをとるのかなという。

A:あくまでも全容調査の結果を待ってということだと思います。その結果を見ないと、どういう形の対応をするかというのは決められないというふうに思っています。

以上

最終更新日:2017年10月31日
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