経済産業省
文字サイズ変更
アクセシビリティ閲覧支援ツール

世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成29年11月14日(火)
10:23~10:30
於:記者会見室

冒頭発言

【ベトナム・フィリピン出張】

おはようございます。初めに私から1点申し上げます。
7日から13日まで、ベトナム・フィリピンを訪問してまいりました。
まず、ベトナム・ダナンでは、APEC閣僚会議に出席をし、自由貿易推進の重要性を訴えかけるとともに、デジタル貿易の推進や質の高いインフラ投資の促進に関する我が国の積極的姿勢を主張させていただきました。
今回は閣僚の共同声明の発出が遅れる異例の展開となりましたけれども、最終的には閣僚声明も出され、そして首脳宣言では、保護主義への対抗とともに、G7、G20などの成果文書にはなかった多角的貿易体制の支持が明記されるなど、我が国の主張を反映することができ、大変有意義な結果となりました。
次に、フィリピン・マニラでは、日ASEAN経済大臣会合とRCEP閣僚会合に出席をいたしました。日ASEAN経済大臣会合では、日ASEAN包括的経済連携協定のサービス貿易・投資に係る改正議定書案について、閣僚レベルで合意することができました。今後、改正議定書案の早期署名に向けて、条文の法的精査を進めることになります。
続いて、RCEP閣僚会合では、本日開かれるRCEP首脳会議に向けて、交渉の進捗状況を評価して、首脳に報告する内容について議論いたしました。日本としては、引き続き、質の高さと交渉の早期妥結の両立を目指して、首脳会議の結果も踏まえて最大限努力していきたいと考えています。
また、今回の出張中、ロシアのオレシュキン大臣と会談いたしまして、中小企業協力に関する覚書に署名するとともに、来年5月のサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムを念頭に、日露経済分野における8項目の協力プランをさらに充実させることを確認し、日露首脳会談にも出席いたしました。
私からは以上です。

質疑応答

【今後の通商政策】

Q:TPPなどの通商政策についてお伺いします。
TPP11が大筋で合意しました。日本主導で合意に導いた形になりますが、世界の政治経済に与えるインパクトについて、どう評価されますでしょうか。また、先ほど言及がありましたように、RCEPや一部の米国の閣僚からは、日米FTAなどに影響が出ていますが、今後の通商政策全体をどう進めていくお考えなのでしょうか。

A:まず、今回、日EU・EPAの大枠合意に続く形でTPP11の大筋合意、これが行われたということは、保護主義の流れが強まっていると言われる世界の中で非常に大きな成果だったと思っております。
今回のTPP11の大筋合意を追い風としながら、他の交渉、RCEPも含めて質の高さと早期妥結の両立を目指して、最大限努力をしてまいりたいと思っております。
また、アメリカとの関係でありますけれども、今後とも日米経済対話などの場において、アジア太平洋地域に自由で公正な経済圏を構築することの重要性について、引き続き理解を求めていくとともに、TPP11各国との橋渡し役も担ってまいりたいと思っております。

【日米首脳会談】

Q:ちょっと1週間ぐらい前の話になりますが、お聞きします。日米首脳会談一連のことについて、感想をお伺いいたしたいと思います。
いろいろな評価があるんですけれども、アメリカの主要紙なんかも含めて、日本はちょっとトランプさんに安倍首相がイエスマン的過ぎたのではないかというようなあれがあります。
例えば横田基地から入って横田基地から出ていく、これは制空権がアメリカにある中で、大変主権国家に対して失礼なことじゃないかというようなことだとか、イバンカさんを安倍首相が出迎えするとか、それからあと記者会見で、トランプさんがわざわざ、日本はアメリカほどまだ追いついていないと、あなたは2番目だというふうなことを言うとか、ちょっとそういうことを安倍さんが余り反論しなかった、余りというか全然反論しなかった、この辺については与党の中からも多少、ちょっと対米追随過ぎるというような批判が出て、これについて世耕大臣はどのように受け止めておりますでしょうか。

A:今回のトランプ大統領の訪日は、両首脳が長い時間をともに過ごして、首脳間の個人的信頼関係をさらに強固なものにするよい機会であったと思っています。イバンカ補佐官もアメリカの政権内で重要な役割を担う人物でありまして、相応の接遇を行うことは何の問題もないと思っています。
厚遇と言われますけれども、総理がアメリカに行ったときも大変な厚遇を受けたわけでありますから、当然その返礼的な対応をするのは当たり前のことだと思います。
また、国によってはランクが一緒じゃないと絶対に会わないというリーダーもいますが、安倍総理はそういうやり方をとっていません。一議員であってもお会いになりますし、なるべく幅広に各国の、特に影響力を持つ人たちと積極的に迎え入れて会談をしたり食事をしたりするというのが安倍外交のスタイルでありまして、そのことが世界で安倍総理がいろいろと支持をされている、信頼をされている大きな根源になっているということでありまして、大統領補佐官と会うことに関して、何ら違和感はないと思っています。

【神戸製鋼】

Q:大臣が出張中に神戸製鋼が報告をされたかと思うのですが、もちろん第三者委員会の前の自主的な調査の段階で、なかなか全容解明とまでは至っていないという認識でいるんですが、これに対する評価を教えていただけますでしょうか。

A:私の出張中、11月10日に神戸製鋼から経産省に対して、不適正な製品出荷に関する安全検証の最新状況と原因究明、再発防止策に関する報告がありました。
今おっしゃったように、最終的な評価は外部調査委員会の報告を待つべきだと考えていますけれども、神戸製鋼が今回の事案の第一の原因として、自らの経営問題を挙げたということは、信頼回復に向けた一つのステップだと思っています。
今回、10日に報告を受けた際に、今後の対応として事務方の方から社長に対して3点申し上げております。
1つ目は、引き続き顧客と協力をして、一刻も早く全ての製品について安全検証を終えること。2つ目は、外部調査委員会によるさらなる事実関係の究明、原因の検証などが可及的速やかになされるよう、最大限協力をするということ。3つ目は、再発防止策については、プロセスの改善など、着手できるものから直ちに実行をすること、この3点を申し上げているところであります。
今後とも、神戸製鋼所に対して、社会からの信頼回復に積極的に取り組むことを求めていきたいと思っています。

以上

最終更新日:2017年11月17日
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.