経済産業省
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世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

平成29年11月29日(水)
8時40分~8時46分
於:参議院本館2階本会議場中庭側廊下

冒頭発言

おはようございます。私からは、特に今日はありません。

質疑応答

【東レ】

Q:昨日、東レが子会社の方で一部製品の検査データを改ざんしていたことを明らかにしました。去年7月に把握していたにもかかわらず、昨日の公表となりました。経団連の榊原会長が社長を務めていた時代にも不正がありました。
このような日本を代表するような会社の不正が明るみになったことについての受け止めと、社会に影響がなければ公表しないという企業姿勢がいいのかということについて、大臣の見解を教えてください。

A:既に複数の素材メーカーの事案が生じている中で新たな不正事案が判明したということは、極めて遺憾であります。
東レから報告があった後、直ちに担当部局から適切な顧客対応、そして再発防止策の実施などをしっかりと進めるように指示したところであります。
私は、引き続き日本の製造業というのは、やはり高い品質で世界から信頼を得ていると思っていますが、こういう事案が非常に五月雨式に出てきている、そして公表のタイミングもはっきり言って非常に遅い。こういうことは日本の製造業の信頼を傷つけかねないことだと思っております。
もう既に、産業界においては、自らの会社でこういった類似の事案がないかどうかを確認する動きがあると承知していますが、これはもう当然のことだと思います。そして、そういう中で、万一類似の事案が確認をされた場合には、顧客対応などとは別に速やかに社会に対して公表をして、社会からの信頼回復に全力を注ぐことを期待したいと思います。

【METI-RIETI政策シンポジウム】

Q:今日、経済産業省が主催するM&Aに関するパネルディスカッションが開かれます。実務家などによる議論になると思いますが、最近、東芝による巨額損失、M&Aの問題もありましたけれども、こういったことを受けてどういった議論を期待しているか、狙いと、今立ち上がっている研究会の取りまとめのめどを教えてください。

A:最近、東芝の例もそうですけれども、日本企業が海外M&Aで大きな失敗をするといったケースがよく報道されているわけであります。
しかし、一方で、非常に地道に海外のM&Aを成功させて、自らの企業のグローバル化ですとか収益力の強化につなげている会社も多々あります。それは経営者のリーダーシップであったり、あるいはきめ細やかな社内でのノウハウの共有であったり、それぞれ会社によってやり方が違うわけであります。
これから日本企業にとっては、M&Aの戦略的活用が非常に重要になってくるわけであります。今日のシンポジウムでは、日本電産の永守会長など経営経験の豊富な方々、特に海外M&Aの経験の豊富な方々に御参加をいただいてお話を伺って、海外M&Aの課題ですとか、その課題をどういうふうに克服をしていけばいいかというようなことについて、多面的に議論をいただきたいと思います。
また、今日の議論も踏まえて、今年度内を目途に研究会の報告書として、海外M&Aの留意すべきポイントとそれに対応したベスト・プラクティスを取りまとめたものを出していきたい、そして、またそれをいろんな企業の担当者の方に読んでいただいて、いい経験を日本の産業界全体で共有するということにしていきたいと思っています。

【品質問題】

Q:品質問題が多発することのその背景に構造的な問題がないのかどうか、その点、大臣はどのように見ていらっしゃるのか。

A:構造的な問題というよりは各個社の問題だと思っております。
ただ、これがこれだけ事案が起こっていて社会的に非常に関心が高まっているにもかかわらず、五月雨的に公表されているということ、この姿勢に私は非常に問題を感じるわけでありまして、産業界においては、早く自分の会社の中を点検していただて、そしてその結果を速やかに公表していただいて、日本全体の産業界、製造業の信頼が高い中で、膿があるなら出すべく膿は一日も早く全部出し切っていただきたいと思っています。

以上

最終更新日:2017年11月30日
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