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世耕経済産業大臣の臨時記者会見の概要

平成30年9月7日(金)
18:55~19:03
於:本館1階中庭ロビー

冒頭発言

 まず、北海道民の皆様には電力復旧までの間、大変な御不便、御迷惑をおかけしていることを心からおわびを申し上げたいと思います。

 地震発生以降、北海道電力や関係者による夜を徹した復旧作業に加えて、自家発電機の稼働など、あらゆる努力を積み重ねて、明日中には最大360万キロワット程度の供給力を確保して、これによって北海道全域のほぼ295万戸へ電力供給が再開できる見通しが立ってまいりました。

 しかし、一方で道内の需要の実績を踏まえますと、週が明ける平日に需要が上振れをすること、あるいは今回稼働させている火力発電の中には、大変老朽化した火力発電所もありまして、こういった火力発電所が脱落をするという可能性があるということなどを踏まえますと、再度、周波数の問題などから、大規模な停電が起こるリスクもあるわけであります。

 こうしたリスクを回避するためには、電力が完全に復旧するまでの間、週明けから平常時よりも1割程度の節電が必須になってまいります。このため、経済産業省や北海道電力は、まず電力供給の完全復旧に全力で取り組ませていただきます。そして、北海道民の皆様には、徹底した節電に御協力をいただくことで、全ての道民の皆様に電気がしっかりと行き渡るようにしていきたい。御協力をお願いを申し上げたいと思います。

 一方で、こうした我々供給側、そして道民の皆様、需要側の双方の取組をしっかり進めながらも、やはり万が一の事態を想定して備えておく必要があります。関係者と周到に準備をした計画停電など、あらゆる手段の準備を進めてまいりたいというふうに思います。

 しかし、こうした手段は何としても極力回避をしたいと心から思っておりますので、北海道民の皆様には最大限の節電への御協力を改めてお願いをしたいと思います。

 具体的には、不要な照明をできるだけ消す。家族でできるだけ同じ部屋で時間を過ごす。長時間使わない機器はコンセントを抜く。あるいはネオンサインなど、復旧に直接関係のない電気の使用は控えていただくといった対応をお願いをしたいと思います。

 我々、政府も一層供給力を積み上げるため、全力を尽くしてまいります。北海道民の皆さん、道内の企業の皆さん、そして電力会社、政府が力を合わせて、この状況を乗り切りたいと思いますので、ぜひとも御協力と御理解をお願いしたいと思います。

質疑応答

Q: 大臣の今の御説明ですと、明日中に節電がされれば停電が解消されるということだと思うのですけれども、供給が急にふえた背景というのは何がありますでしょうか。

A: これは当初申し上げていた供給力よりもかなり上積みをいたしました。そのポイントは、一つは廃止が決まっていた火力発電を稼働させたということであります。あと水力発電が想定したよりもたくさんの電力が確保できたということ、そしてバイオマス発電なども小さいものも含めてかき集めたということ、そして民間の特に大企業が保有をしている自家発電設備、これを系統に接続をしていただいて、一般向けの電力として使わせていただいた。こういったことの結果が想定よりも、もともと290万キロワットと申しておりましたが、それが明日中には360万キロワットに到達するということになった原因であります。

Q: 節電を最大限呼びかけるということですけれども、企業とかにいろいろなやり方があると思うのですが、どういった形で節電を求めていくのか、政府としての考えを改めてお聞かせください。

A: これは企業に対して節電を求める形というのは、これはある程度定型的なものがありますので、それをしっかりお願いをしていきたいと思っています。例えば、自家発電設備をもし持っておられるのであれば、それを使って極力一般の電力を使わないようにするとか、あるいは照明を落とすとか、あるいは生産ラインを少し絞っていただくとか、いろいろな形でお願いをしてまいりたいというふうに思っています。

Q: 1割程度の節電が必要な状態というのは、どれぐらいの期間かかりそうなのかということと、あと企業の自家発電をかき集めたということなのですけれども、企業の蓄えなので、どれぐらいの時期もつのでしょうか。

A: まず、この節電のお願いをしなければいけない期間というのは、完全に復旧をするまでということであります。そのことは、すなわち、苫東厚真火力発電所の修理が完了して、稼働し始める時期ということになろうかと思っております。また、企業の自家発電をどこまで使わせていただくのかということも、基本的には完全復旧の時期までということになろうかと思います。

Q: 計画停電の検討に入られるということなのですけれども、今後時間なのか、エリアなのか、そのあたりいかがでしょうか。

A: 計画停電は、皆さん2011年のことが御記憶にあろうかと思いますが、これは今回、我々が考えている計画停電というのは、その後の経験も踏まえて、極めて用意周到に準備をされたものであります。

 これは既に北海道電力において、マニュアルが作成をされております。そして、地元関係者とも調整が済んでおりまして、既にそのあらましについては、今年の7月10日には公表をされているわけであります。

 例えば、今おっしゃった計画停電のグループ分けの考え方ですとか、あるいはスケジュールの事前公表の工程表というかスケジュール、こういったものがしっかりと記載をされております。基本的にはこれに沿って行うということになります。そういう意味では、事故が起こって、それから準備をして始めた2011年の計画停電とは全く違う種類のものだと考えています。

 ただ、いずれにしても、そういった計画停電であっても、我々は絶対発動したくない。みんなで力を合わせて、発動しないようにしていきたいというふうに思っております。

(以 上)

最終更新日:2018年9月7日