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世耕経済産業大臣の臨時記者会見の概要

平成30年9月14日(金曜日)
15時30分~15時40分
於:本館1階中庭ロビー

冒頭発言

今週の厳しい電力需給状況を踏まえまして、需給減1割の確保に向けて、節電目標を2割と設定をさせていただいてまいりました。これまで道民の皆様の御協力によって、上限1割の目標はおおむね達成できているわけであります。道民の皆さんの取組に対して、心から感謝申し上げたいと思いますし、その助け合いの精神に心から敬意を表したいというふうに思います。
昨日、京極発電所1号機が、そして先ほど15時ちょうどに京極発電所2号機が稼働いたしました。約40万キロワットの供給力を確保することができました。供給力に一定の上積みを図ることができたため、計画停電は当面実施する必要がない見通しとなりました。
さらに、先ほど北海道電力と相談をし、また高橋知事の御意見も伺った上で、本日20時30分までは、引き続き節電に取り組んでいただき、その後は一律2割の節電目標を設定することはしないことにしたいと思います。
一方で、老朽火力発電所のトラブル停止の可能性がありまして、厳しい需給の状況は引き続き継続することから、十分な需要減を安定的に維持していくことが必要であります。このため、3連休明け、来週18日火曜日以降、平日8時半から20時半までの節電タイムにおいて、需要減1割確保に向けたできる限り節電の御協力をお願いしていきたいと思っております。
節電の継続に当たりましては、お子様やお年寄りの体調に影響を与えるようなことはなく、また店舗の営業、工場の操業、あるいは各種イベントを大きく制限するなど、ライフスタイルの大きな変更を必要としない範囲で、できる限りの御協力をお願いをしたいと思います。いわゆる無駄を間引くような節電は、引き続きぜひよろしくお願いしたいと思います。
また、土曜日、日曜日、祝日、あるいは朝8時半から夜8時半までの節電タイム以外の時間帯においては、節電のことを気にされることなく、普段どおりの生活、企業活動をしていただきたいと思います。
しかし、火力発電所や京極水力発電所などの大型電源のトラブル停止など、万が一の事態が生じた場合には、改めて節電目標を設定させていただき、需給バランスの安定を図らせていただきたいと思います。
また、9月末にも稼働が予定をされている苫東厚真発電所1号機、この1号機が稼働し、その際に他の発電所にトラブル停止等がなければ、電力需給はかなり安定化をいたします。それ以降は、需給を見ながらの判断にはなりますけれども、例年のように北海道では冬に向けて、節電の協力を毎年頂いているわけですが、そういった例年のような冬に向けての無理のない範囲での節電に御協力を頂くことになるのではないかと考えております。
私からは以上です。

質疑応答

Q:節電の目標が来週から変わるということなのですけれども、今まではできる人は節電2割を踏まえた上で、トータルで1割だったと思うのですが、今度はトータルで1割という場合は、節電できる人、できない人はどう区別して節電すればいいのでしょうか。

A:これは、ですからライフスタイルに大きな制限がかからないような節電をやっていただければ、ある程度需給バランスは保てるという判断になったわけであります。引き続き節電はお願いしたいのですが、それはいない部屋の電気を消すとか、あるいは冷蔵庫の強さを強から中、弱にしていただくとか、そういったレベルの節電は引き続きお願いしたい。オフィスにおかれても、使ってない会議室の電気などはこまめに消灯していただく、あるいは必要がない明るさであれば、少し照明を間引いていただく、こういうレベルの節電は続けていただきたいですし、そういった節電によって需給バランスが保てるレベルに今日の京極発電所2号機の稼働で到達したというふうに考えています。

Q:もう一つだけ質問なのですけれども、今大臣の御発言で、午前8時半より前と午後8時半より後は普段どおりの節電ということだったと思うのですが、札幌のすすきののネオンサインなどは8時半以降も同じような状況だと思うのですが、その辺どのように企業側や生活は心がければいいのでしょうか。

A:これは8時半以降もふだんどおりにしていただければいい、ネオンサイン等も含めて、ふだんどおりに対応していただければというふうに思っております。

Q:北海道民は計画停電を実施するのかどうかという点に高い関心を持っていると思うのですけれども、冒頭の御説明は計画停電を当面実施しないということでしたけれども、これは計画停電を実施する可能性はゼロになったと考えてよろしいのでしょうか。

A:先ほど申し上げましたように、京極揚水発電所2号機の稼働によって、昨日の1号機と合わせて40万キロワットのさらなる供給力の上積みを確保しました。その結果、需給の大幅な改善が見込まれました。また、調整力も一定程度確保できているという状況であります。そういった中で、計画停電は当面実施する必要がないという判断に至りました。
ゼロかと言われると、かなり老朽火力が動いているという状況の中で、万が一の事態が発生して、需給バランスが大幅に悪化した場合には、関係機関と調整の上、大規模な停電、この間のブラックアウトのようなことを回避するために、やむを得ず計画停電を実施する可能性があることは、まだ否定はいたしません。
ただ、供給力が上積みができた。そのことによって、北本連系線を中心に、調整力もかなり確保をできている。はっきり言いますと、老朽火力に万が一のことがあっても、ある程度対応できる調整力も確保できているという状況の中で、計画停電は当面実施する必要はないという判断になっているわけであります。

Q:もう1点、8日に節電2割の要請から、6日後の今日、週明けから変わるという表明という形ですけれども、これまでの北電の復旧作業のスピード感というのをどういうふうに評価していますでしょうか。

A:北海道電力におかれては、復旧作業ですとか、あるいはいろいろな電源を見つけて、供給力の積み増しに最大限の努力を行ってこられたというふうに思っております。経済産業省としても、大手製造業などに自家発電を系統につないでもらうような要請などで、我々としても支援をしてまいりました。
そういった面から、北海道電力においては、今のところスピード感のある取り組みを供給力の上積みという点ではしていただいているというふうに思っております。
引き続き北海道電力におかれては、苫東厚真発電所、これの復旧というのが電力の本格復旧の一番キーになるわけでありますから、この復旧を急いでしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っておりますし、今動いている火力発電のいわゆる保守についても、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っています。

Q:節電について、需要の1割減というのは目指してほしいということなのですけれども、どのように理解すればいいのでしょうか。つまり1割の節電が必要なのかどうか、そのあたり考え方を伺います。

A:需要はやはり1割を減らしておくということは、いろいろな不測の事態に備えて、今も必要だというふうに思っております。ただし、それを節電を2割やってくださいという目標で実現をしていかなければいけないという段階は、脱したのだろうというふうに思っております。

Q:それは10%の節電を目指してほしいということなのですか。

A:ライフスタイルに制約のないレベルの節電で十分対応できるレベルになってきていると考えております。

Q:今後、急に寒くなって、例えば最高気温5度みたいな日があった場合に、節電要請をするといったことというのは、考えておられるのでしょうか。

A:そういった部分については、需給の動向を見ながらしっかりと考えていきたいと思います。ある程度今、今回の40万キロワットの積み増しで、供給力だけではなくて、調整力もかなり確保できていますので、当面はしっかりと対応してまいりたいというふうに、対応できるというふうに考えております。

以上

最終更新日:2018年9月14日