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2018年6月の全産業活動は3か月ぶりの前月比低下、内訳の3活動もいずれも低下。他方、第2四半期は2期ぶりの前期比上昇で、リーマンショック前の水準に。基調は「緩やかな持ち直しの動き」を継続。 2018年8月22日

6月は3か月ぶりの前月比低下

2018年6月の全産業活動指数は、前月比マイナス0.8%と3か月ぶりの低下、指数値は105.4となりました。

6月の前月比低下幅は、最近としては大きめの低下です。ただ、4月、5月は指数値106台と、2008年前半(リーマンショック前の時期)の水準に次ぐ高い活動量で推移していました。とすれば、この6月の低下には、この2か月間分の反動的な動きを含んでいるものと思われます。とすれば、6月のマイナス分は多少割り引いてみることも必要なのかもしれません。

ならした動きを確認するため、上の図で後方3か月移動平均値をみると、大幅上昇した4月時と比べると上昇スロープは緩やかになりましたが、依然右肩上がりであることが確認できます。

6月は3活動とも低下

6月の結果を産業別にみると、鉱工業生産、サービス産業活動、建設業活動の3活動すべてが前月比低下でした。

全体の低下に対する3活動の影響度合は、各2割弱~4割強程度の範囲にあり、それぞれが全体の低下の大きな要因となっています。

2018年第2四半期はリーマンショック前の水準に

2018年第2四半期は、前期比0.9%の大幅上昇、指数値も106.0とリーマンショック前の2008年第2四半期以来となる106台の水準にまで復帰するなど、力強い動きをみせました。

2018年第2四半期を産業別にみると、サービス産業活動、鉱工業生産、建設業活動の3活動すべてが前期比上昇でした。3活動とも、4月に一気に活動が活発化、5月もその活動量を維持したことが、四半期ベースの指数値を高位に導きました。

特にサービス産業活動は、全産業活動の第2四半期前期比0.9%に対してプラス0.56%ポイントと、全体の上昇に大きく貢献しました。

ここで内訳3活動別に、好調な動きをみせた今期第2四半期値と、全産業活動の今基準内の最高値である2008年第1四半期の活動水準を比較してみます。(下図参照)

鉱工業生産は回復基調にはあるものの、リーマンショック前の水準と第2四半期値には未だ大きな差があります。リーマンショックのダメージが他産業よりも大きかっただけに、水準復帰には時間がかかりそうです。

建設業活動は昨年第2四半期が今基準内最高値と、既に「リーマン越え」を果たしており、これを大きく上回る水準で推移しています。

サービス産業活動は、この第2四半期に今基準内最高値を更新、実に42期ぶり、10年越しという形での「リーマン越え」となりました。

全体ではリーマンショック前の水準域に復帰した今期第2四半期ですが、産業別にみれば、リーマンショック前の水準と現在の到達点との関係は、3者3様という結果でした。建設業活動とサービス産業活動が「リーマン越え」となった今、全産業活動全体の「リーマン越え」には、鉱工業生産活動の更なる活発化が望まれます。

2018年6月の全産業活動の基調は、「緩やかな持ち直しの動き」で据え置き

2018年6月の各指数の基調判断は、鉱工業生産は「緩やかな持ち直し」、サービス産業活動は「持ち直しの動きがみられる」、と判断を据え置いています。建設業活動では、このところの「弱含みの動き」に変化はみられませんでした。

全産業活動全体では、6月単月としては大きめの前月比低下幅でしたが、4月、5月の好調な動きを含む第2四半期は前期比大幅上昇で、指数値もリーマンショック前の水準域にまで到達しました。また、3か月移動平均によるすう勢も、上昇の勢いはやや衰えたものの、方向性に変化はみられません。

これらを踏まえ、今年6月の全産業活動は、「緩やかな持ち直しの動きにある」とし、基調判断を据え置きたいと思います。

 

 

 

全産業活動指数 結果概要
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/zenkatu/html/b2010_201806j.html
就活でもない、終活でもない「全活」(全産業活動指数を紹介するムービー)
http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/slide/20170602zenkatu_umekomi.html

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