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- 鉱工業指数 平成23年5月分(速報)
鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、稼働率・生産能力指数、製造工業生産予測指数)
(平成23年6月29日発表)
鉱工業指数 平成23年5月分(速報)
回復しつつある鉱工業生産
- 今月は、生産、出荷、在庫が上昇、在庫率は低下であった。
- 製造工業生産予測調査によると、6月、7月とも上昇を予測している。
- 総じてみれば、生産は東日本大震災の影響から回復しつつある。
項目 | 季節調整済指数 | 原指数 | ||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比 (%) |
指数 | 前年同月比 (%) |
|
生産 | 88.8 | 5.7 | 82.4 | ▲ 5.9 |
出荷 | 87.2 | 5.3 | 79.6 | ▲ 8.0 |
在庫 | 103.2 | 5.1 | 102.1 | 7.1 |
在庫率 | 118.7 | ▲ 4.9 | 126.6 | 10.4 |
注)▲はマイナスを示す。
1. 5月の生産・出荷・在庫動向
- 生産
5月の生産は、前月比5.7%の上昇と2か月連続の上昇(前年同月比は▲5.9%の低下)となり、指数水準は88.8(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、化学工業(除. 医薬品)等であった。品目別にみると、普通乗用車、小型乗用車、普通トラックの順に上昇に寄与している。
- 出荷
5月の出荷は、前月比5.3%の上昇と3か月ぶりの上昇(前年同月比は▲8.0%の低下)となり、指数水準は87.2(季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、情報通信機械工業等であった。
- 在庫
5月の在庫は、前月比5.1%の上昇と2か月連続の上昇(前年同月比は7.1%の上昇)となり、指数水準103.2(季節調整済)となった。在庫の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業(除. 医薬品)等であった。
5月の在庫率は、前月比▲4.9%と3か月ぶりの低下(前年同月比は10.4%の上昇)となり、指数水準は118.7(季節調整済)となった。
2. 製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、6月は前月比5.3%の上昇、7月は同0.5%の上昇であった。6月の上昇は、輸送機械工業、情報通信機械工業、電気機械工業等により、7月の上昇は、輸送機械工業、情報通信機械工業、一般機械工業等による。
5月の実現率は0.6%、6月の予測修正率は▲1.7%となった。
平成23年5月 | 平成23年6月 | 平成23年7月 | |
---|---|---|---|
平成23年5月調査 | 8.0 | 7.7 | |
平成23年6月調査 | 5.3 | 0.5 |
注)▲はマイナスを示す。
3. まとめ
5月の生産は、前月比5.7%の上昇となった。また、製造工業生産予測調査によると、6月、7月とも上昇を予測している。総じてみれば、生産は東日本大震災の影響から回復しつつある。
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(生産・出荷・在庫・在庫率指数、製造工業生産予測指数、稼働率・生産能力指数等)