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トークイベント「福島にアートで向かう―なぜ今、福島で“アート”なのか?―」を開催します

原子力被災地でアート活動を行う意義について、一緒に考えませんか?



 ハマカルアートプロジェクト2024事務局(運営:株式会社Wasshoi Lab)と経済産業省は、2024年 11月28日(木)に東京都千代田区大手町の3×3 Lab Futureにてトークイベント:福島にアートで向かう―なぜ今、福島で”アート”なのか?―(登壇者:開沼博氏、川内有緒氏、藤村龍至氏)を開催します。
 

1.ハマカルアートプロジェクトとは?

 ハマカルアートプロジェクトは、福島県の浜通りを中心とした12市町村*において、アーティストが一定期間滞在し地域の方々と共にアート活動を行い、地域内外の方々との対話や交流、新たな魅力を生み出すことを目的に始まった滞在型のアートプロジェクトです。経済産業省による補助事業として昨年度から始まり、アーティストによる事業を募集する滞在制作型と、学生の活動を中心とした事業を募集する学生制作型を設け、今年で2年目を迎えます。

※12市町村:東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い避難指示等の対象となった福島県田村市、南相馬市、川俣町、広野町、 楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村および飯舘村の全12市町村を指します。

背景

 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故により、12市町村含め福島県の人々の暮らしやつながりは大きな影響を受けました。 12市町村では広範囲にわたって避難指示が発令され、それらの地域で暮らす住民の方々はそれまでとは一変した生活を余儀なくされました。

 本事業では文化・芸術といった人々の創造性や表現力に着目し、芸術家が一定期間地域に滞在することで得られる体験(住民との交流や、当該地域に伝承されてきた歴史、伝統、生活、文化などのよさをあらためて知ることなど)を、創造的活動につなげることで、当該地域の新たな価値や地域内外の人々の対話や交流を生み出すことが目的です。

 将来的にはそれらの営みが地域内の人々のつながり、創造性や革新性となり、地域の暮らしのケアや活力、産業・経済を牽引する原動力となる状態の実現を目指します。

2.トークテーマ

 本トークイベントでは、12市町村内で実施中・これから実施する予定の事業を、ハマカルアートプロジェクト参加者の視点から紹介します。また、福島の未来に向けて、ハマカルアートプロジェクトにできることを登壇者とともに考えます。

 原子力被災地でアートは何を生み出すことができるのか。本プロジェクトでどのような事業が行われているのかを知り、アートが原子力被災地にもたらす価値について、一緒に考えてみませんか?

トークセッション後は、会場にて登壇者と来場者の交流の場もご用意しておりますので、ぜひご参加ください!

3.イベント概要

開催日時

2024年11月28日(木)18:30〜21:00

開場              18時15分
トークイベント開始       18時30分
トークイベント終了・懇親会開始 20時00分頃
懇親会終了           21時00分頃

開催場所

3×3Lab Future(https://www.33lab-future.jp/

東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1F

東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・都営三田線
「大手町駅」(C10出口)より徒歩約2分、「大手町駅」(C6a出口)より大手町パークビル(地下)、ホトリア広場(地上)を通って徒歩約4分


※オンライン(YouTube配信)あり
※オンライン参加の場合も要申込

参加費

無料(懇親会も無料)

申込み

Peatix(Webサイト)での事前申込みが必要です。

申込みページ:https://hamacul2024talk.peatix.com/

4.トークセッション登壇者(順不同)

開沼博 氏(Dialogues between Winds and Books: 風と書の対話記)

社会学者・東京大学大学院准教授

1984年福島県生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。立命館大学准教授等を経て2021年4月より現職。他に、東日本大震災・原子力災害伝承館上級研究員、ふくしまFM番組審議会委員、東日本国際大学客員教授。

 

川内有緒 氏(ロッコク・キッチン)

ノンフィクション作家

アメリカ、南米、フランス、日本を転々としながら12年間国際協力分野で働いた後に、フリーランスの物書きに。東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどを執筆。『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』共同監督。

 

藤村龍至 氏(浜通りの「台」制作プロジェクト)

建築家・東京藝術大学准教授

1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所(現RFA)主宰。2016年より東京藝術大学准教授。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長/ディレクター、鳩山町コミュニティ・マルシェ総合ディレクター。
 

経済産業省 大臣官房福島復興推進グループ 福島芸術文化推進室

※2022年7月、経済産業省の若手有志職員により「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」立ち上げ。2023年度より、「福島芸術文化推進室」を設置し、活動をより本格化。映画・音楽・美術等多岐にわたる分野でプロジェクトを推進。

現在、補助事業として、ハマカルアートプロジェクト事業に加え、12市町村における関係人口の増加や自律的な活動の創出と継続を目的として、アートを交えた商品開発やイベント等を支援する事業(通称「ハマコネ 」)を実施。

 

モデレーター

菅野 幸子 氏(ハマカルアートプロジェクト2024 アドバイザー)

AIR Labアーツプランナー/リサーチャー

ブリティッシュ・カウンシル東京、国際交流基金を経て現職。グラスゴー大学美術学部装飾芸術コースディプロマ課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科文化経営学専攻後期博士課程修了。博士(文学)。専門領域は、アーティスト・イン・レジデンス、国際文化交流、文化政策。文化経済学会<日本>理事、AIRネットワークジャパン実行委員。主な著作として、「現代アートとグローバリゼーション‐アーティスト・イン・レジデンスをめぐって‐」(『グローバル化する文化政策』佐々木雅幸・川崎賢一・河島伸子編著、勁草書房、2009年)、「AIRの未来 未来社会のための試行錯誤と実験の場をつくる」『アーティスト・イン・レジデンス -  まち・アートをつなぐポテンシャル - 』菅野幸子・日沼禎子編、美学出版、2023年)など。

 

5.ハマカルアートプロジェクト2024の実施状況

 滞在制作型と学生制作型を合わせ、18 のプロジェクトが 12 市町村を中心に実施されています。

各プロジェクトの詳細や最新の活動状況につきましては、ハマカルアートプロジェクト 2024 の公式

Web サイトおよび公式 Instagram をご覧ください。
 

公式HP:https://hamacul-project.com/

公式Instagram:https://www.instagram.com/hamacul_art_project/

お問合せ先

6.内容に関するお問い合わせ

福島復興推進グループ 福島芸術文化推進室

担当者:北村 電話:03-3501-6095(直通)

最終更新日:2024年11月22日