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ふれあいニュースレター(読者アンケート特集号)

(政府原子力被災者生活支援チームからのお知らせ)
号外
平成24年1月15日

12月に実施した読者アンケートに対し、総計1,926通の回答をいただきました。
ご協力ありがとうございました。
スタッフ一同、一通一通拝見させていただき、みなさまからの回答をとりまとめましたので、「読者アンケート特集号」としてご報告させていただきます。
みなさまからお寄せいただいた貴重なご意見につきましては、今後の編集に活かしてまいります。

アンケート概要

実施期間 12月1日配布(提出期限:12月末)
送付総数 21,609件
回答総数 1,926件(回答率8.9%)
回答者
属性
性別 男性 855件
女性 974件
未回答 97件
年代 10代 4件
20代 58件
30代 191件
40代 195件
50代 365件
60代 522件
70代以上 493件
未回答 98件
避難先
都道府県
(上位5位)
1位 福島県 759件
2位 埼玉県 162件
3位 東京都 132件
4位 茨城県 128件
5位 新潟県 110件
避難元
市町村
(上位5位)
1位 浪江町 646件
2位 南相馬市318件
3位 富岡町 260件
4位 双葉町 185件
5位 大熊町 118件

読者アンケート皆さまからのご意見

「読者アンケート」にお寄せいただいた多数のご意見、ご要望、近況報告などの中から、一部をご紹介いたします。ご回答いただき、本当にありがとうございました!!

「ふれあいニュースレター」について
ニュースレターを含め、避難者の方々への情報提供のあり方について、多数のご提案をいただきました。今後の編集に活かしてまいります。
●県外に避難している為どうしても情報不足の感があります。福島から来る情報(ふれあいニュースレターも含む)は、すみからすみまで読んでいます。どうぞ、これからも細やかな情報をよろしくお願いします。(50代 女性)
●遠く離れた県まで福島の情報をありがとうございます。このレターが届くと「ああ福島だあ」とウレシい気持ちになります。(30代 女性)
●情報に関して、ホームページの案内が多く、パソコンやケータイが利用できない高齢者に分かりにくい。1枚ではなく、数枚になっても良いので、もう少し、紙面のみで分かるようにしてほしい。(30代 女性)
●現状の1枚モノでよい。読みやすい。あまり細かい事よりも概略で詳細は連絡先等を記入すればよいと思います(現状で良いと思います)。(60代 男性)
●もっと質の悪い紙でもいいのではないかと思う。経費がかかりすぎているのではないかと思う。(50代 女性)
●むずかしいことはよくわからないので、わかりやすくお知らせ頂きたい。(70代以上 女性)
●大きな「見だし」が分りやすく、インパクトがあり良いと思います。小さい紙面に大事な情報が満載という感じですが、ちょっと見「政府の情報紙」といった堅さが「あとで読まなくちゃ・・・」としまい込んで、結局読まないでしまう原因になるかも?(スミマセン)がんばりましょう 福島県!!(60代 女性)

「放射線・除染・原子力発電所」について
●息子夫婦と孫たちと避難しております。小さな子ども達の事を考えると、放射能・放射線が心配です。一日も早い、除染と復旧・復興を願っております。※わがふるさと福島県に早く帰りたいといつも思っています。(50代 男性)
●戻るためには除染を徹底すること。そのための具体的な進め方、その結果などをとりあげていただきたい。(70代以上 男性)

┗★同封の「ふれあいニュースレター」第9号(1月15日)において、除染に関する国、県、市町村の取組をまとめさせていただきました。これからも、随時掲載させていただきます。また、放射線に関する相談窓口「ワンストップ相談窓口」を開設しておりますので、ご利用下さい。 
フリーダイヤル 0120-989-359
(毎日 8:00〜22:00)
携帯電話からもご利用いただけます。

●原発の事故が、起きてしまったのは、仕方がない。それに対しての原発・政府の対応、避難者に対してのその後の対応・支援が遅い。もっと敏速に動いてほしい。(40代 男性)
●除染も大切だと考えますが、今後、福島の農産物等の作付けをしても、広く国民に納得して頂き、消費して頂けるか本当に心配です。戻ったとして、生活資金の確保は本当に大変だと考える次第です。東電、国は、土地の買い上げを、重視すべきと考えますが、どうですか?大切な税金を投じる様になろうと思いますが、確実に、前向きに投じるべきと考えます。浪江町の住民の一人より。(50代 男性)

「仕事・雇用」について
●仕事を探しているのでどんな仕事・求人があるのでしょうか?地元では、求人が少なく、どこの地域で仕事を探して良いか分からずにいます。(30代 女性)

┗★福島県が設置する「ふるさとふくしま巡回就職相談ステーション」が県内の応急仮設住宅、県外の集会施設等を巡回し、きめ細かな就職相談、職業紹介を行っています。常設の相談窓口も設置し、就職支援を行っておりますので、是非ご利用ください。
024-554-4156(ステーション福島)
024-925-0811(ステーション郡山)
(月曜日〜土曜日 10:00〜19:00) 
http://www.f-turn.jp/info/attention.html

┗★また、県外避難者のための「巡回相談会」については、同封の資料をご覧下さい。

●中小企業(個人事業主)ですが「ふれあいニュースレター」第6号を読み、「モバイル農林水産省携帯サイト」の案内を見ました。「農林漁業者の方々からのご質問にお答えするQ&Aなど」と記載されていますが、個人事業主等のご質問や相談等のQ&Aはないのですか?県外に避難している為、相談相手がいません!情報も薄いです。(40代 女性)
●事業主なので困っている。事業再開したけど仕事が無く、従業員に給料の支払いが大変です。支援がほしい。補助金が知りたい。不安でしょうがない。貸工場がほしい。(40代 男性)

┗★「中小企業電話相談ナビダイヤル」をご紹介いたします。
0570-064-350(平日9:00〜17:30)
震災の影響を受けた全国の中小企業の皆さんからの相談をお受けしています。最寄りの経済産業局中小企業課につながります。また、中小企業庁のホームページには、各種支援策が掲載されておりますので、是非、ご参照下さい。

「ふるさとへの思い・その他」について
●早く南相馬に帰りたい。でも、10ケ月の子供の将来が心配です。家はあるのに帰れないのがツライです。(10代 女性)
●色々なものをなくしてとてもつらいです。でも負けないでこれからもしっかり生きて行きます。生きていれば必ずいいことがあると信じて。(70代以上 女性)
●(1) 現在双葉町から埼玉県の加須市に避難しております。当初馴れない土地での生活は不安でしたが、今は地域の方々の御協力により不自由なく過しており、心より感謝しております。ただ、これから先どうなるのか考えると、とても不安です。夜中に目が覚めると、朝まで眠る事が出来ません。10月29日、車での一時帰宅があり参加しましたが、家の廻りの草は自分の背丈程伸びており、涙が出る思いでした。出来る事なら自分の家で一生住みたいですが、絶望かな、と思うと寂しいです。
(2) 原発事故収束に向け、現場で目に見えない敵と戦っている方々には頭が下る思いです。武力戦争ならある程度敵が見えると思いますが、見えないという事は大変だと思っております。これからも福島県はもとより、日本、世界のために誇りを持って作業に従事して頂きたいと思います。なお、これからは浜通りといえども、寒さが厳しくなりますので、健康管理には充分注意して戴きたいです。
(3) 私共避難生活をしている者にとって、この様な情報は、とても有難いです。助かります今後共よろしくお願い致します。(70代以上 男性)
●先日「暮らしのサポートミーテング」に参加。サポートの方の人数が多く驚きました。とても親切で温かい雰囲気で嬉しかった。実は私は地元の皆様にお逢い出来るだろうと楽しみに出かけたのですが、残念なことに浪江の人は誰もいなかった。東京に避難生活していると近隣の方々や、市役所の方々がとても親切でやさしくしてくれて本当に助かっているのですが、ふる里の人とのネットワークがなく、全く島流しにされたような孤立感にさいなまれます。そこにきて、個人情報がどうのこうのと云って戸を立てられると、何を考えているの!と怒りを覚えます。もっと臨機応変の対応を希望。又このミーテング会は被災者に浸透していないのでは。又会場の場所が難しくて出席をためらうのではないのでしょうか。(60代 女性)
●私達が知らない情報等、くわしく知らせて戴きありがとうございます。仮設住宅はとても住みにくく、いろんな要望を出していますが、なかなか取り入れてもらいません。東電の放射能さえなかったらと、いつも思っています。考えれば考えるほど精神状態が変になってきます。毎日寒さが来ています。この怒りを誰に、どこにぶつけたらいいのでしょうか?家族は7人でしたけれど3カ所に別れて暮らしています。可愛い孫達と毎日暮らしていたのに、会いに行くことさえ出来ません(遠いので)。何もかもメチャクチャです。92才の母もこの7回の避難生活ですっかり痴呆になってしまいました。西も東も、夜も昼も季節もわからなくなってきました。グチを書いたらきりがありません。でも書きたい、言いたいです。それでは失礼致します。(70代以上 女性)
●富岡町より柏崎市に避難しています。初めての新潟の冬をむかえようとしている今、冬でも美しい春空の広がる富岡を想う日々です。一日も早く事態が収束することを願うのみで、過去よりは、これから未来に想いを馳せようと思います。色々な支援に感謝し、今後の自分ができるような事でお返しをできればと思っています。時がたつにつれ、お金がらみで耳にしたくない様な話も聞こえて来てがっかりする時も多くなりました。自分が努力せず、人のお金をあてにしている人達の話は聞くに耐えません。支援をして頂いている事に感謝している方達はたくさんいると思う反面、上記のような人もいるかと思うと残念でなりません。これからは、心のケアが大切になってくるものと思いますので、こちらの支援をお願いできればと思います。特に私のように個人で避難している者に支援は届きにくいのが現実ですので、こちらの方も何らかの対応をして頂ければと願います。(60代 女性)
●100才の母の介護をしながら9ヵ月が過ぎました。自分も75才なので老老介護となり、心身共に苦労しています。除染、国の支援、賠償問題を早く進めていただいて、一日も早い帰宅を希望します。(70代以上 女性)
●何年で浪江に戻れるのか、正直な正確な年数を発表してほしいです。予定・計画がありますので、10年でも20年でもいいですから正確に知らせて下さい。(50代 男性)

「健康」について
●子どもさん、妊婦さんの健康が一番です。放射線、放射能、除染、人の暮らし。風評被害をなんとか・・・思います。(70代以上 男性)
●ニュースレターの発行、情報提供はありがたい事と思います。食の安全について、もうすこし色々な検査を進めて欲しいです。粉ミルク、しかり、魚等どうなっているのか。(60代 女性)
●生活環境が大きく変化したこと自体が人のつながりに大きな影響を与える。お互いに声をかけあい、少し外に出て体を動かすことが大切だと思う。(70代以上 男性)

「土地、住宅(仮設・借上)、暮らし」について
●借上げ住宅に入居しています。仮設住宅に比べると情報が少なく孤立感を覚えることがあります。先行きが見えず不安は消えません。それでも一日一日を前向きに頑張っています。(50代 女性)
●避難生活も9ケ月が過ぎ、浪江町に帰る見通しも立ってないので、早く地元に戻れる様な措置をとってほしいです。借上げ住宅の延長をお願い致します。(家が全壊しているので見通しがつくまで。)(60代 男性)
●仮設住宅には、物資がたくさん届いているようですが、借上げ住宅には、物資が届かないので物資が届けられると助かります。そういう関連のニュースがあると有難いです。(40代 女性)

「風評被害」について
●風評被害、特に新米出荷の制限や出荷停止ということが二本松市の米から放射性物質が検出され出荷できない状態に至った時点で、どうして他地域も同様に測定に導かなかったのでしょうか。今になってあちこちで問題が出てきて農家は四苦八苦して苦しい状況にあるのです。(50代 女性)

「家庭・教育」について
●県外で私達と同じ様に避難生活を送っている方々が近所にいない環境だと、子供の健康・放射能の話などをしても温度差が違いすぎて情報がわかりません。子供の事が心配なので、子供に関する事を色々載せてください。(30代 女性)
●子供の高校進学で悩んでいます。緊急時避難準備区域(南相馬市原町区)が解除になりましたが、低線量の影響などは、どうなのでしょうか?また、原町高校は除染が進んでいるのでしょうか?二重生活は大変なので、戻りたいのですが子供の事を考えると決心がつきません。(40代 女性)

┗★ 福島県立原町高等学校では、10月から11月にかけて校庭等の除染を行い、10月26日から授業を再開しています。12月13日時点の校内各所の放射線量は、毎時0.09〜0.26マイクロシーベルトとなっています。

┗★ 低線量被ばくのリスク管理につきましては、12月22日、政府のワーキンググループが科学的知見に基づき報告書をとりまとめました。詳しくは同封の「ふれあいニュースレター」第9号をご覧下さい。

「損害賠償、義援金・各種支援」について
●色々な情報がわかって、ありがたいです。原発の賠償についての情報があれば教えて下さい。(40代 男性)
●日々の生活を大事に、楽しくと思いつつも明日の見えないこの生活、本当につらいです。これから来る冬の生活(雪)で外に出る日も少ない日もあるでしょう。1日も早く賠償金を載き、新しい生活を送りたいと思っているところです。(60代 女性)
●いつまでこのような状況が続くのかと、毎日不安です。私ばかりではないと思いますが警戒区域内にはこれから住めないと思うし、住みたいと思う人も愛着のある老人ばかりだと思う。国の方でも除染などにお金をかけないで、そのお金を賠償に回し、方針を早めに示してほしい。(50代 男性)

アンケート回答結果概要

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2位 国の支援策関係 1,245件
3位 除染関係 1,217件
4位 避難区域・一時立入関係 1,044件
5位 放射能・放射線(基礎知識関係) 866件
6位 健康・医療関係 835件
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8位 読者からの質問への回答 462件
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発行 政府原子力被災者生活支援チーム