経済産業省
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【60秒解説】 病院で胎児の動画撮影サービスは可能?

メモリアルボックスのイメージ

お母さんのお腹にいたころの自分、観たことはありますか?「胎児4D撮影」という形で、カラーで、しかも動画で、家族たちからのメッセージとともに、残せる時代がきています。

胎児4D撮影サービス
胎児4D撮影サービスは、胎児の超音波エコー映像を動画にし、家族や友人から赤ちゃんへのメッセージビデオ等と一緒にメモリアルボックスに入れるサービスです。しかし、病院などの医療施設は「医療行為」を行う場所とされているため、このような撮影サービスを行うことは想定されておらず、「病院などの医療施設で撮影サービスを提供」できるのかが、明確にされていませんでした。また、医療の広告は規制によって制限がありますが、このサービスの広告についてどこまで規制されるのか、法律の条文を読んだだけでは明確に分かりませんでした。
結果は?
企業からの照会を受けた経済産業省は、医療を規制している厚生労働省と相談しました。その結果、胎児の4D撮影サービスは、病院などの医療施設にて実施して良いことを確認しました。また、「胎児4D撮影サービス」の広告が病院等で行うことができるとの結論になりました。これにより、企業も、ビジネス戦略を安心して描くことができるようになりました。
他の事例もぞくぞくと
このほかにも、規制が適用されるのかわからなかった「グレーゾーン」が、次々と解消されています。
「電動アシストベビーカーは、歩道を通ってもよいのか?(道路交通法)」
「自動販売機でドリンクを買った人に地域の商店街のクーポンを発行するのは、景品にあたるか?(景品表示法)」
など、これまでに54件の事案が明確になりました。中小企業の方からの照会も多いです。
新しいビジネスをお考えの方は、ぜひご活用ください。 
最終更新日:2015年10月19日
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