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【60秒解説】 和服をオフィスの普段着に

経済産業省で、和服姿で働く職員の写真

経済産業省で、和服姿で働く職員。11月15日の「きものの日」にあわせて、スーツを着るような感覚で、和服で仕事をしてみました。これは6月にまとめた「和装振興研究会」の提言を受けた取組です。

羽織はスーツの上着と同じ?
ある男性職員は、スーツの上着のように羽織を着こなしていました。会議では羽織を着て、自席で作業をする際には羽織を脱いでパソコンに向かっていました。また、女性も男性も、落ち着いた色の和服を着ています。パーティドレスやタキシードを着て仕事をする人がいないように、振袖や紋付袴(はかま)は普段の職場にはそぐわないのです。また逆に、浴衣はクールビズよりもくだけすぎなのでダメです。
冠婚葬祭だけではもったいない
一般に日本人は、冠婚葬祭こそが和服の場面だと考えているそうですが、アンケートによれば、若い女性層の8割は普段にも着たいと答えています。 和服の市場規模も、40年前に比べて6分の1に縮んでしまっています。そして、高級な和服が主流となっているので、消費者がますます遠ざかってしまう、という負のスパイラルが生じているのです。
和の文化を大切に
経済産業省の受付で、和服姿で働く職員の写真
「和装振興研究会」では、職場を含めて、気軽に和服を着られるよう提言しています。高級品だけでなく、ビジネススーツと同じ感覚で和服を普及して、日本独自の文化をはぐくんでいきたいと議論されました。
最終更新日:2015年11月17日
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