経済産業省
文字サイズ変更

【60秒解説】 「負の遺産」を「正の遺産」に変えた都市

写真:北九州の風力発電

今年の5月に、三重県の伊勢志摩で開催されるG7サミット。これに前後して、閣僚クラスの会合が日本各地で開催されます。

10のテーマの閣僚会合
G7サミットにはG7各国の大統領や首相が参加しますが、これと同じように、個別のテーマごとにG7各国の大臣も一同に会します。10のテーマがあり、広島市での外務大臣会合や、仙台市での財務大臣・中央銀行総裁会議などがあります。経済産業大臣が参加するのは、エネルギー大臣会合。福岡県の北九州市で開催されます。
なぜ北九州市?
北九州市は、1901年の官営製鐵所の創業以来、重化学工業地帯として発展し、日本の産業近代化や高度経済成長を牽引しました。一方で、高度成長期には、公害も経験しました。汚染がもっともひどかった時代には、北九州市の空は「七色の煙」、海は大腸菌も棲まず、船のスクリューが溶けてしまう「死の海」とまで言われていたのです。
写真:汚れた空
環境エネルギー先進都市
北九州市は、その後、官民をあげて環境問題に取組み、いまでは日本で有数の環境・エネルギー都市となっています。例えば、一部の地域において、電力使用量をリアルタイム(30分単位)で測定する「スマートメーター」を設置し、オフィスなども含め、地域全体での賢い電気の使い方を模索しました。また、風力や太陽光による発電や、近隣の工場から出てくる水素を、地域の中でうまく活用するプロジェクトも行われ、これまでに多くの見学者が訪れています。
経済と環境をうまく調和させてきた北九州市の歴史にも思いを馳せながら、G7各国で今後の世界のエネルギー問題を議論していきます。
写真:スマートコミュニティの電力監視パネル
(街の電力使用量をモニターしている画面)
最終更新日:2016年2月5日
経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.