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【60秒解説】LNG取引所を、日本が主導して提唱

世界のLNG輸入量の推移のイメージ

世界で取引されているLNG(液化天然ガス)のうち、3分の1もの量を輸入している日本。世界最大の輸入国として、国際的なLNG市場の確立に向けた議論を主導しています。

アジアは高い価格で輸入

2008年頃までは、世界のガス価格は原油に連動して決められており、日本が買うLNGの価格は、米国や欧州と大きな差はありませんでした。しかし、米国でシェールガス革命が起き、欧州でもガス取引の自由化等の結果、ガス価格が下落。一方で、日本は2008年以降、原油価格が上昇する中で、LNGを比較的高い価格で輸入しています。

価格の安定化が重要

国際的なLNG取引所ができれば、日本は、合理的な価格でLNGを調達できます。そして、メリットを受けるのは、日本だけではありません。もし中東などの産出国でトラブルが起きLNGの輸出が途絶えた場合、日本以外の輸入国も、市場ですぐに調達できます。また、価格の急変動も、市場が一定程度吸収することも期待できます。

日本にアジアのLNG市場を

世界最大の輸入国である日本にLNG取引所を作り、価格を発信できれば、LNGの輸入を増やしているアジア各国にとっても有意義です。また、LNG価格が安定化すれば、産出国である米国や中東諸国などにとっても、長期的な投資が見通しやすくなります。

G7各国も評価

先日のG7北九州エネルギー大臣会合では、日本の「LNG市場戦略」は高い評価を得ました。昨年9月の日本での国際会議からの議論が、ようやく実を結びつつあります。
また、G7では、ガスの安全保障強化に取り組むことを合意しました。まずは日本が率先して、国際機関による緊急時訓練を実施します。

最終更新日:2016年5月25日
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