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化学の探検にでかけよう! 子供服やさん 衣類を手に入れやすくした化学繊維
1.せんいってなに? 2. 化学せんいはどうやってつくる?
3. 進化する化学せんい
復習してみよう!クイズのコーナー (保護者・先生方へ)衣類を手に入れやすくした化学繊維

人類は1万年も前から天然繊維を織物に利用してきました。エジプトでは、BC5000年ごろからナイル川のほとりで麻の栽培が行われ、衣服がつくられていました。日本でも縄文時代に植物で編まれたものが残っています。弥生時代には養蚕も伝わり、絹織物もつくられています。15世紀には綿がつくられるようになります。近代化とともに、絹織物や綿織物が工場でつくられるようになりましたが、繊維製品は高価なもので、一般市民が簡単に手に入れることができるようなものではありませんでした。

産業革命とともに

人類は長い間天然繊維を利用してきましたが、なかでも絹は貴重品とされてきました。イギリスで産業革命が起こり、化学工業が発展すると、絹に似た人工繊維をつくろうという試みがはじまります。1884年、フランスで絹の感触に近いレーヨンが発明され、1889年のパリ万国博覧会で人々の注目を集めました。これが化学繊維のはじまりです。

次々と開発される合成繊維

1930年代から40年代にかけて新しい合成繊維が次々と開発されていきました。1931年にはドイツでポリ塩化ビニルが開発され、1935年にはアメリカでナイロンが発明されました。ナイロンは、ストッキングや衣類のほか、手術糸、釣り糸、ロープ、パラシュートなどさまざまなものに利用されました。その後も、アクリルやポリエステルなどが開発されていきます。日本でも1939年に京都大学でビニロンが発明され、丈夫で安いビニロンは作業服や学生服、漁網、ロープなどに利用されています。

小型になったよ!
ナイロンストッキング開発当時の工場の様子
(写真提供:ユニフォトプレス)
身近になった化学繊維

日本で化学繊維が身近になったのは、第二次世界大戦後、アメリカからナイロンのストッキングが輸入されたときからでしょう。それまで、絹や綿のストッキングが利用されていましたが、丈夫で、破れにくく、値段も安いナイロンのストッキングはとても人気が出ました。1956年にはアクリルの肌着が売り出され、化学繊維は私たちの暮らしに浸透していきました。化学繊維の発展とともに、衣類は私たちが手に入れやすい身近なものになっていったのです。

さまざまな分野で利用される化学繊維

衣類の分野での化学繊維は、天然繊維に近づくように開発されてきましたが、合成繊維にしかない性質を利用して、自動車、宇宙、通信、建築、スポーツなどさまざまな分野で幅広く使われています。また、合成繊維は廃棄されたときに環境中に残ってしまうという問題もあります。そこで、リサイクルの取り組みのほかに、繊維自体が分解されて自然にかえる「生分解性繊維」も開発されています。

繊維製品の安全を守るための法律

繊維製品のなかで最も利用されているのは化学繊維です。化学繊維の消費量は年間およそ150万トン(2005年)ですが、年々国内での生産量が減り、輸入品が増えています。衣類などの繊維製品には日本で決められた以下のような規則等が適用されます。

  • 家庭用品品質表示法
    繊維製品の分類、品質、取り扱い方などについて表示をするきまりになっています。
  • 製造物責任法(PL法)
    製品が原因で健康被害にあったときに損害賠償などが受けられます。
 
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