おいしくするための調味料、きれいな色をつけるための着色料、長い間保存できるようにするための保存料などを「食品添加物(しょくひんてんかぶつ)」と言います。食品添加物は、食品を加工したり、保存したりする目的で利用されます。
食品添加物にはいろいろな種類と役割があります。目的によって使われる食品添加物はちがいます。どんな食品添加物が使われているか食品表示を見てみましょう。
1.食品の品質をたもつ
2.食品添加物がないとつくれない
豆腐用凝固剤として使われるにがりは、海水から水分と塩分などをとりのぞいたもので塩化マグネシウムを多くふくんでいます。
かんすいを使うと、めんにこしが出ます。かんすいは炭酸ナトリウムなどのアルカリ性物質で、わんたんやぎょうざの皮にも使われているのよ。
3.食材を加工しやすくしやすくする
4.食品をおいしく見せるため、色や香りをつける
5.味や食感をよくしておいしくする
食品を長持ちさせたり、食べ物をおいしそう見せるために、昔からいろいろな工夫が行われていました。おにぎりに梅干しを入れたり、塩味の強い中身を使うことも長持ちさせる工夫です。また、しそや紅花、クチナシの実などで食品にきれいな色をつけていました。