遠い昔から人々は食べ物の保存や加工にさまざまな工夫をしてきました。 魚や肉をくんせいにしたり、野菜をつけものにしたりして長持ちさせたり、とうふをつくったり・・・。 現在のように、化学的に合成された食品添加物が使われるようになったのは、日本では約100年前のことで、「食品添加物」という言葉が使われるようになったのは第二次世界大戦後です。このころから、加工食品が多く作られるようになり、私たちの食生活も変わりました。 食品添加物によって、安い食材をたくさん加工したり、海外など遠くでとれた食材を利用することもできるようになりました。すぐに食べられるレトルト食品や即席食品などもつくられました。手作りの料理はとてもおいしいものですが、何かといそがしい現代人にとって加工品は欠かせないものになっています。その加工品をおいしく、見た目もよく、品質を保つため、食品添加物はなくてはならないものなのです。 |