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洗剤と環境問題
1.よごれが落ちるしくみ 2. せっけんや洗剤ができるまで
3.洗剤にはどんな種類があるの?  
復習してみよう!クイズのコーナー (保護者向け)洗剤と環境問題

日本で石けんが使われるようになったのは室町時代の頃。ポルトガル人によって伝えられたと言われています。それまでは、米のとぎ汁やぬか、植物の実の皮など、自然のものを使って洗たくをしていました。19世紀の終わりには石けんは私たちの生活には欠かせないものになりました。清潔になったおかげで、伝染病が減り、平均寿命がのびたといわれています。

合成洗剤の誕生
合成洗剤が誕生したのは、いまから100年あまり前の第一次世界大戦のさなかです。ドイツで、動植物からとれる油脂の不足を補うために開発されました。日本では、1937年に最初の合成洗剤が発売されています。それが1960年代頃から急激に普及し、より洗浄力が強く、洗うものの種類に合わせた合成洗剤が開発されていきました。
合成洗剤が引き起こした川や海の汚染問題
家庭排水などで泡だった多摩川の様子

しかし、1960年代に合成洗剤が普及すると同時に、自然環境への害も指摘されるようになりました。家庭や工場から出る水が流れ込んだ川や湖に、たくさんの泡が消えずに残り、魚などに悪い影響を与える現象が現れたのです。その原因は、合成洗剤に含まれるABS(分岐アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)という界面活性剤の一種でした。ABSは高い洗浄力と泡立ちの良さで人気でしたが、分解されにくいためたくさんの泡が残ったのです。

海や湖の「富栄養化」
富栄養化で発生した赤潮

また、1970年代には、海や湖の「富栄養化」という現象も問題になりました。これは、合成洗剤の界面活性剤の力を強めるために添加されていたリン酸塩などを栄養分にプランクトンが増えすぎてしまう現象です。リン酸塩は、肥料の成分のひとつであり、カルシウムやマグネシウムなどをふくんだ水でも泡立ちがよくなるように利用されていました。富栄養化になると、魚のえらにプランクトンの死骸がつまったり、水中の酸素が不足して、水生生物の生態系に異常をきたしてしまうのです。1977年には、滋賀県の琵琶湖で赤潮が大発生して深刻な問題になりました。

環境汚染を防ぐメーカーの取り組み

こうした問題に対し、洗剤メーカーや行政は解決策に乗り出しました。川や湖に泡が残る問題は、メーカーがABSよりも微生物に分解されやすいLASという界面活性剤を利用したり、富栄養化はリン酸塩のかわりにゼオライトやクエン酸を利用することで改善されていきました。

環境汚染を防ぐ行政の取り組み

行政は、生活排水の処理をするため、下水道や下水場処理場を整備を進めました。滋賀県は、1980年に「琵琶湖の富栄養化防止に関する条例」を施行しました。1990年には、水質汚濁法の一部を改正して、家庭から流れ出す排水による汚染に対する整備も進めています。

私たちができること

洗剤売り場には、さまざまな洗剤が並んでいます。洗剤類の成分表示については、「家庭用品品質表示法」という法律によって、おもな成分を表示することが義務づけられています。洗剤を買うときには、使用上の注意や成分表示も確かめて、環境に負担をかけない製品を選ぶようにしましょう。さらに洗剤をむだに多く使わないで効果的に利用することが大切です。

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