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(2)オゾン層破壊問題の出現

(2-1)オゾン層破壊問題の出現

ところが、1974年、米国のローランド教授(1995年ノーベル化学賞受賞)は、フロンが大気中に放出されると上空の成層圏まで上り、オゾン層を破壊してしまうというメカニズムを発見しました。
オゾン層の破壊により紫外線が増加すると皮膚ガンや白内障など健康に悪影響をもたらすばかりでなく、動植物の遺伝子を傷つけ、生存をさまたげるおそれがあり、また、1985年に南極でオゾンホールが発見され、実際にオゾン層が破壊されている証拠が確かめられると、世界中で大問題となりました。

(2-2)オゾン層破壊とは?

上部成層圏(地上約10~50km)に存在するオゾン層は、波長280~315nmの有害紫外線(UV-B)を吸収することにより、生命を保護する大切な役割を果たしています。しかし、CFC(クロロフルオロカーボン)等の化学物質がこのオゾン層を破壊することが、1970年代後半から問題視されるようになりました。
CFC、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)等のオゾン層破壊物質は、化学変化を起こしにくい物質であるため、大気中に放出されても対流圏(地表~地上10km程度)ではほとんど分解されずに成層圏に達し、そこで紫外線により分解(光分解)され塩素原子を放出します。この塩素原子が分解触媒となって成層圏のオゾンを連鎖的に分解します。成層圏のオゾンの量(オゾン全量・オゾン分圧)が少なくなると地表に到達する有害紫外線の量が増加し、皮膚ガンや白内障の発生率が上昇する可能性があるほか、生態系にも重大な影響をもたらすおそれがあります。

オゾン層破壊のメカニズム

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