経済産業省では、ゲーム産業のノウハウを他産業に活用し、人材育成等の社会課題解決が図られること及びゲームの社会的価値の更なる向上を目的として、特に学びの領域において、ゲーミフィケーションを活用した先進事例のヒアリング調査及び有識者による研究会を開催し、報告書にとりまとめ、公表しました。
趣旨
経済産業省委託事業「令和5年度地域デジタル人材育成・確保推進事業(ゲーミフィケーションを活用した人材育成等に関する調査事業)では、ゲーム産業のノウハウを他産業に活用し、人材育成等の社会課題解決が図られること及びゲームの社会的価値の更なる向上を目的とし、特に学びの領域において、ゲーミフィケーションを活用した先進事例のヒアリング調査及び有識者・ゲーム業界関係者による研究会を開催しました。ヒアリング調査及び研究会では、ゲーミフィケーションにおけるデジタル人材育成等への有効性を整理し、ゲーミフィケーションが貢献できる要素を分析するとともに、人材育成等への活用方法について各種取組の現状、課題、今後の展望等を踏まえ整理・検討を行い、報告書にとりまとめました。
調査結果概要
- ゲーミフィケーションの社会における価値は、個人の日常の課題から社会課題まで様々な課題を解決できる可能性を持つことである。
- 人材育成(学び)の領域におけるゲーミフィケーションの効果は、学習者の学習に向かう姿勢・態度の変化をもたらし、マインド・スキルや知識の向上が図られることである。
- ゲーミフィケーションを学校教育現場へ導入・機能させることは、ステークホルダーの関心を高めると同時に、価値が発揮しやすく導入効果が高い。
- ゲーミフィケーションの導入においては、授業計画支援、質疑応答に加え、教職員コミュニティの形成など、コンテンツの提供者による伴走が望ましい。
- 今後の取組を図る上では、①継続的にゲーミフィケーションの効果について実証する場を作り、②そこから生まれた知見について、認知を広げ、③どのように導入拡大につなげるか、を検討し、取組拡大に向けた好循環を生み出す必要がある。
関連資料
お問合せ先
商務情報政策局コンテンツ産業課E-mail:bzl-meti-contents@meti.go.jp
電 話:03-3501-9537(直通)
F A X :03-3501-1599