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繊維 to 繊維の資源循環構築の実現に向けた研究開発・実証が「バイオものづくり革命推進事業」に採択されました

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「バイオものづくり革命推進事業」(以下「本事業」)の第3回公募において繊維 to 繊維の資源循環構築の実現に向けた研究開発・実証が採択されました。

1.背景

我が国の繊維産業は、この30年で衣料品の低価格化や供給量増加等の大きな産業構造の変化に直面しています。また、国際社会において、繊維産業のサステナビリティへの関心が高まる中、我が国においても、環境配慮等に向けた取組を一層進めていく必要があります。このような状況の中で、経済産業省は、2024年6月に産業構造審議会繊維産業小委員会の中間取りまとめとともに「繊維製品における資源循環ロードマップ」(以下「ロードマップ」)を公表しました。本ロードマップにおいては、2030年時点で、手放される衣料品のうち、繊維to繊維リサイクルで5万トンを処理する目標を発表しています。

2.バイオものづくり革命推進事業

バイオものづくりとは、遺伝子技術を活用して微生物や動植物等の細胞によって物質を生産することであり、従来の化石資源を原料とした、さまざまな製造プロセスの代替となる「持続可能なものづくり」として、日本の競争力の核となることが期待されます。

3.繊維to繊維の資源循環構築の実現に向けた研究開発・実証

現在、我が国では、年間78万トンの衣料品が新規供給され、そのうち、51万トンが廃棄、焼却されています。また、回収されたとしても、衣料品のうち約7割はさまざまな素材により構成される混紡品となっているため、技術やコストが課題となり、リサイクルによる資源循環が進んでいません。

本事業は、国内繊維メーカーを中心とした連携(帝人フロンティア株式会社、倉敷紡績株式会社、東レ株式会社、日清紡テキスタイル株式会社、日本毛織株式会社、公益財団法人地球環境産業技術研究機構)により、複合品の分離・リサイクル技術の開発による「繊維to繊維の資源循環」の実現を目指します。今後も、ロードマップの達成に向け、国内繊維企業の国際競争力の維持・強化に繋がるよう、取組みを進めていきます。

参考

お問合せ先

製造産業局生活製品課長 渡邉 宏和
担当者:伊藤、山下
  電話:03-3501-1511(内線 3861~6)
商務・サービスグループ生物化学産業課長 廣瀨 大也
担当者:中山、貴田
      電話:03-3501-1511(内線 3741~7)
 

最終更新日:2025年9月24日