変電所等における送電線の保護装置に係る点検等について(指示)

2011年5月17日


 平成23年東北地方太平洋沖地震、平成23年4月7日宮城県沖で発生した地震により、東北電力株式会社管内において広域にわたる停電が発生しました。これを受けて、同年5月16日、原子力安全・保安院は、東北電力株式会社から、当該広域にわたる停電の原因等について報告を受けました。

 この中で、4月7日の広域にわたる停電については、27万ボルト送電線の保護装置の一つにおいて、事故電流の遮断機能が失われていたにもかかわらず、その状況を示す表示が機能していなかったため、地震発生前に、同保護装置の遮断機能を復旧させることができなかったことが原因の一つとされています。

 このため、東北電力株式会社及び他の一般電気事業者の供給管内において、同様の原因による広域にわたる停電が発生することを未然に防止するため、一般電気事業者等に対して、変電所等における送電線の保護装置に係る点検等を行うよう指示しましたのでお知らせします。

 

○変電所等における送電線の保護装置に係る点検等について(指示)(76.0kb)


[問い合わせ先]原子力安全・保安院 電力安全課/電話(03)3501-1742(直通)