「ロボット導入実証事業」の事業者公募を開始します
本件の概要
経済産業省及び日本ロボット工業会は、「ロボット導入実証事業」について、事業者の公募を本日より開始します。
1.本事業の目的
「ロボット新戦略」(平成27年2月10日日本経済再生本部決定)では、我が国を「世界一のロボット利活用社会」にするという目標を掲げ、ロボット利活用による様々な分野における人手不足の解消や生産性の向上等の社会的課題の解決に向けて、国を挙げて取り組むとしています。
この「ロボット新戦略」に基づき、本事業では、ものづくり分野やサービス分野におけるシステムインテグレーションへの支援等を通じたロボット未活用領域の開拓や、公共空間で活用可能なロボットの社会実装の促進といった政策目標の達成に向けた実証事業等の実施を目的とします。
2.補助対象となる提案類型の概要
次のA~Cの類型に掲げる内容のいずれかに合致する提案に対し、事業の実施に要する経費の一部を助成します。
【A.未活用領域における導入実証・FS(実現可能性調査)事業】
- 補助金上限額 導入実証:3,000万円、FS:500万円
- 補助率 中小企業:2/3、大企業(中小企業以外):1/3
三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)又はサービス産業におけるロボット活用であって、これまで当該分野における活用が進んでこなかった阻害要因を明確に特定し、これを解決するためのロボット導入実証やFSを行う計画を対象とします。
【B.コスト削減に向けたSIプロセス実証事業】
- 補助金上限額:3,000万円
- 補助率 中小企業:2/3、大企業(中小企業以外):1/2
ロボットシステムの構想・設計・導入を担うシステムインテグレータと密に連携し、ロボットシステムの導入におけるシステムインテグレーションのコストを削減する設計手法の実証を行う計画を対象とします。
【C.公共空間におけるロボット社会実装プロジェクト】
- 補助金上限額 導入実証:3,000万円、FS:500万円
- 補助率 中小企業:2/3、大企業(中小企業以外):1/2
空港や市街地、ショッピングモール、ホテル、飲食店、駅などの公共空間においてサービスを提供するロボットの活用について、価値評価手法の確立などを通した、社会実装に向けたロボット導入実証やFSを行う計画を対象とします。
その他、補助対象条件や補助対象経費など公募の詳細については、公募要領をご確認ください。
3.公募期間
公募開始:平成29年6月26日(月曜日)
公募締切:平成29年7月28日(金曜日)
4.本事業の公募に関する説明会
各地域で公募説明会を開催します。説明会ではこれまでのロボット導入実証事業の成果についても併せて説明を行う予定ですので、この機会にぜひご参加ください。なお、説明会の開催情報や参加申込方法などは、「5.公募の詳細」に記載したホームページに掲載しますので、詳しくはそちらをご覧ください。
5.公募の詳細
【公募要領・応募書類ほか公募に関する詳細情報】
【業務管理事業者】
一般社団法人日本ロボット工業会 (担当:高本、足立、須田)
電話:03-3434-2919 FAX:03-3578-1404
担当
製造産業局 産業機械課 ロボット政策室長 安田
担当者:宇賀山、小林
電 話:03-3501-1511(内線 3819~20)
03-3501-1049(直通)
03-3501-6394(FAX)
公表日
平成29年6月26日(月)