我が国企業がアゼルバイジャンACG油田権益を25年延長することで合意しました
本件の概要
本日、国際石油開発帝石(株)(INPEX)、伊藤忠商事(株)が保有するアゼルバイジャンのACG油田の権益期限の延長(25年間)の合意をしました。
1.権益延長の意義
ACG油田は、世界有数の埋蔵量を誇り、全体で日量約60万バレルの生産量を誇る油田です。
同油田は、BPをはじめとする国際石油・天然ガス開発企業(メジャー)とINPEX、伊藤忠商事(株)、SOCAR(アゼルバイジャン国営石油会社)等が共同事業を行う油田であり、この権益延長は、我が国の原油の自主開発比率の向上に資するとともに、これまでの我が国とアゼルバイジャンとの長期にわたる良好な協力関係を更に期待・発展させるものです。
2.これまでの取組
日本政府は、アゼルバイジャン大統領及び国営石油会社総裁等に対し、同油田の権益延長に向けたハイレベルでの働きかけを継続的に行ってきたほか、先方の要請に応じて人材育成事業、技術交流を行う等の協力事業を実施してきました。今般の権益延長は、日本企業の実力とともに、こうした日アゼルバイジャン間の幅広い関係が評価されたものと言えます。
3.今後の取組
我が国としては、引き続き、日本企業が参画する石油・天然ガスプロジェクトの権益延長に向けた取組を支援していきます。
(参考)ACG(アゼリ・チラグ・グナシリ)油田
アゼルバイジャン共和国カスピ海沖合にある油田。同油田からはパイプラインを通じてトルコ経由で欧州にも石油が輸出されている。原油日量約58.5万バレル。(2017年上半期平均)
担当
資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課長 佐々木
担当者:廣田、加藤、清川
電話:03-3501-1511 (内線4641~6)
03-3501-1817(直通)
03-3580-8563(FAX)
公表日
平成29年9月14日(木)