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日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(2019年5月分)
ロボットサービスの安全規格、日付及び時刻の表記を規定するJISに「令和」を追加などのJISを制定・改正
2019年5月20日
JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性などを定めた国家規格です。JISは、社会的環境の変化に対応して、制定・改正されています。社会的に関心の高い重要な制定や改正を月に1度紹介しています。
1.今回のJIS規格制定・改正内容
今回は、2件の制定及び7件の改正を行いました(資料1)。中でも、以下のJISの制定・改正は特に重要です。
①ロボットサービスの安全規格(JIS)を制定しました
少子高齢化による労働力不足の解決のために、空港や介護施設など一般の方がいる場所で、案内ロボットや介護ロボット、アシストロボットなどを用いるロボットサービスが実用化しつつあります。その際、このような場所で人とロボットが安全に共存するには、ロボットの安全性の確保が重要になります。
今般、ロボットサービスの運用者(ロボットサービスプロバイダ)がロボットを安全に運用するための要求事項をとりまとめ、産業標準化法(新JIS法)*1におけるサービス分野規格第一号であるJISY1001として制定しました。
本規格を活用することで、ロボットサービスの普及に貢献するとともに今後本規格を国際提案することで、諸外国における日本発のロボット市場の創出・拡大が期待されます。
詳しくはこちら
ロボットサービスの安全規格(JIS)を制定しました
②日付及び時刻の表記を規定するJISに「令和」を追加
日付及び時刻の表記方法を規定するJISの改正を行い、新元号「令和」を追加しました。
この改正により、新元号を含む日付の表記方法が明確になり、日付情報を交換する際の利便性が向上することが期待されます(資料2)。
2.JIS(日本工業規格)とは
JIS(Japanese Industrial Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される我が国の国家規格です。
JISは、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられています。
経済産業省では、技術の進歩や、安全性の向上等、必要に応じて、JISを制定・改正しています。
JISについて、詳しくお知りになりたい場合は、下記のサイトをご覧ください。
JISの閲覧は、下記のサイトより検索ください。
3.過去のニュースリリース
4.工業標準化法の一部改正
平成30年第196会通常国会において、「不正競争防止法等の一部を改正する法律」(法律第33号)が可決成立し、工業標準化法が一部改正され、標準化の対象にデータ、サービスを追加し、法律名を“産業標準化法”に改め、“日本工業規格(JIS)”が“日本産業規格(JIS)”に変わります。
詳しくお知りになりたい場合は、下記のサイトをご覧ください。
国内・国際標準化
5.各規格のお問合せ先について
公示された各規格の詳細について、お問合せになる場合は、資料1に記載された担当課(1.①の担当課は国際標準課、②の担当課は国際電気標準課)に直接お問合せください。
関連資料
関連リンク
担当
本発表資料のお問い合わせ先
産業技術環境局 基準認証広報室長 齋藤
担当者:菅、関野、髙野
電話:03-3501-1511(内線3421~2)
03-3501-9245(直通)
03-3501-7851(FAX)
E-MAIL:MLLWA@meti.go.jp各規格のお問合せ先
産業技術環境局 国際標準課
電話:03-3501-9283(直通)産業技術環境局 国際電気標準課
電話:03-3501-9287(直通)