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AI関連発明に関する審査環境の整備を開始しました
2021年1月20日
特許庁は、AI関連発明について、より効率的かつ高品質な審査を行う環境を整備するために、各審査部門の担当技術分野を超えて連携するAI審査支援チームを発足させ、最新のAI関連技術に関する知見や審査事例の蓄積・共有及び関連する特許審査施策の検討等を行います。
1.背景
近年、深層学習を中心に、AI関連技術がめざましく発展しており、AI関連技術に関する発明(以下、「AI関連発明」)の特許出願は様々な分野で増加しています。
これを受けて、特許庁では、AI関連技術に関する審査事例の追加・公表や、その審査事例に基づく日米欧中韓の五大特許庁実務者によるシンポジウムの開催等を通じて、国内外におけるAI関連発明の審査の透明性や予見性の向上等に向けた取組を推進してきました。
AI関連技術は代表的な融合技術であり、AIに関する技術水準の把握のみならず、様々な技術分野におけるAIの応用状況などを的確に把握する必要があることから、各審査部門が担当する技術分野を超えて連携することの重要性が増しています。
そこで、特許庁は、AI関連発明の効率的かつ高品質な審査を実現するために、以下の通り審査環境を整備することとしました。
2.AI関連発明に関する審査環境の整備
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本日、特許庁内部に、管理職員等とAI担当官から構成される、AI関連発明に関する審査環境の整備を担うAI審査支援チームを発足させました。
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AI審査支援チームは、担当技術分野を超えて連携し、最新のAI関連技術に関する知見や審査事例の蓄積・共有及び関連する特許審査施策の検討等を行います。
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AI担当官は、AI関連発明に関する審査の“ハブ”として、各審査部門の知見を集約し、AI審査支援チーム外の審査官からの相談に応じることで、効率的かつ高品質な審査の実現に向けた支援を行います。
関連資料
関連リンク
担当
特許庁審査第一部調整課 審査基準室長 小宮
担当者:中村、吉川
電話:03-3581-1101 (内線3112)
03-3501-0046(直通)
03-3580-8122(FAX)