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「日印産業競争力パートナーシップ・シンポジウムーグローバル経済におけるインドの潜在能力ー」が開催されました
2021年3月22日
経済産業省は、3月17日(水曜日)にインド商工省と共催で日印産業競争力パートナーシップ・シンポジウムをWeb会議で開催しました。
1.開会挨拶 『“自立したインド” に向けた日印の協調』
冒頭、田中経済産業審議官より①ビジネス環境の整備、②人材育成、③グローバルサプライチェーンとの接続の必要性及び日本が行っている協力につき言及しました。
2.基調講演 『投資を呼び込むインド政府のビジョンと政策』
次いでモハパトラ商工省次官より、インドが行っているPLI(生産連動型優遇策)をはじめとした外資誘致の方針、政策について説明いただきました。
3.プレゼンテーション① 『“自立したインド” の達成への道のり』
NRIインディアより、産業競争力強化に当たっては、現実的なターゲットを掲げ、ソフト・ハード両面のインフラを改善し、保護主義に走らず産業のグローバルリンケージを確保することで、段階的に競争力を付けていくべきと提案いただきました。
4.パネルディスカッション
『グローバルサプライチェーンへの参画と国際競争力を強化する方策』
小野寺通商交渉官をモデレーターとしたパネルディスカッションにおいて、参加者から以下御発言いただきました。
- PLIを活用しサプライチェーン多元化の取組を進めていきたい。
- インドにおいて利益を上げている企業は輸出を念頭においている。インドがグローバルサプライチェーンに参画するにはインフラ整備が必須である。
- インドの産業発展の足かせとなっている不良債権問題をはじめとした銀行セクターの健全化が必要であり、また、関税引き上げによる保護主義に走ることはインドの製造業の発展にネガティブなインパクトを与える懸念がある。
- 日本の生産管理等のプラクティス、インドの人材等を通じて、日印企業は補完関係を作ることができる。
5.プレゼンテーション② 『”Make in India”の推進』
CIIから、現在のインドの産業状況、産業政策について包括的な説明があるとともに、日本企業によるインドへの投資について期待が示されました。
6.閉会挨拶 『日印協力の今後へ向けて』
最後に、カンダル在京インド大使館公使から、日印企業の考え方の相違を念頭に協力を進めていきたい点、日本企業への投資支援、日本の中小企業によるインドへの投資を期待する点につき言及いただき、また、ダウラ商工省次官補から、PLIを活用したポストコロナにおける日印連携への期待について言及いただきました。
担当
通商政策局南西アジア室長 福岡担当者:植杉、田村
電話:03-3501-1511(内線 2987~8)
03-3501-1836(直通)
03-3501-5898(FAX)