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新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第二弾)
2020年5月29日
同時発表:(独)製品評価技術基盤機構
【2020年6月29日】「よくあるお問い合わせ」及び「関連資料」の更新を終了しました。最新の情報や政府見解は、新しいニュースリリースや各省HPを参照ください。
【2020年6月9日発表資料差し替え】「関連資料」のうち、「②「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)」及び「③「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(ファクトシート)」を差し替えました。
【2020年6月5日発表資料差し替え】「関連資料」のうち、「②「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)」を差し替えました。
【2020年6月2日発表資料差し替え】「よくあるお問い合わせ」を追記しました。
(独)製品評価技術基盤機構で行っている消毒方法の有効性評価について、第4回検討委員会が開催され、新たに2種類の界面活性剤が、新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。
本件概要
新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、経済産業省の要請に応じ、消毒方法の有効性評価を実施しています。(4月15日ニュースリリース)
昨日5月28日、有識者による検討委員会(第4回)が開催され、塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)について、新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。
これにより、有効と判断された界面活性剤は次の7種となりました。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- アルキルグリコシド(0.1%以上)
- アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)【5月28日追加】
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)【5月28日追加】
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
これらの界面活性剤の活用について、ポスターを作成している(関連資料①)ほか、NITEのサイトに洗剤のリストを掲載していますので、御活用ください。
なお、「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされました。
また、事務局において、「次亜塩素酸水」の販売実態や空間噴霧について現時点での事実関係をまとめ、報告しています。(関連資料② 、③
)
さらに詳しくは、関連リンクにあります独立行政法人製品評価技術基盤機構サイトに、検討委員会資料として公表しておりますので、あわせてご覧ください。
よくあるお問い合わせ
更新を終了しました。最新の情報や政府見解は、新しいニュースリリースや各省ホームページ(厚生労働省、消費者庁
)を参照ください。
違うものです。
次亜塩素酸「ナトリウム」は、塩素系漂白剤などの主成分として用いられる、アルカリ性の物質で、従来から新型コロナウイルスの消毒に使われています。「次亜塩素酸水」は、電気分解などの手法で作られる酸性の液体で、新型コロナウイルスへの有効性については、現在検証中です。
「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスに対する効果については、検証試験が継続中であり、まだ結論は出ていません。
現在、効果の検証作業を、関係機関の協力を得て進めているところですが、塩素濃度や酸性度(pH)等の条件によって効果が変化しうるため、評価にあたっては、様々な条件での検証を行う必要があります。
今までのところ、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータも出ていますが※、5月29日現在、全体として有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていないことから、委員会において、引き続き検証試験を実施することとされました。今後、早期に結論を得ることを目標に、検証作業を続けてまいります。
※塩素濃度49ppm(pH5.0)で、20秒で感染力を1000分の1まで減少させた例がありました。
今回の有効性評価は、アルコール消毒液の代替となる身の回りの物品の消毒方法の評価が目的であり、空間噴霧は評価対象となっていません。
なお、「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと承知しています。メーカーが提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味いただき、十分に検討を行っていただいた上で判断をお願いします。
本資料は、新型コロナウイルスの消毒において期待される「次亜塩素酸水」について、その販売実態や空間噴霧をめぐる事実関係を、現時点までに得られた情報に基づいて経済産業省がまとめたものであり、経産省やNITEとして何らかの見解を示すものではありません。今後、新たな知見が得られれば随時修正を行って参ります。
石けんやハンドソープを用いた丁寧な手洗いで十分にウイルスを除去できます。
物品の消毒には、熱水(煮沸消毒)や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)に加えて、家庭用洗剤などに含まれる一部の界面活性剤も有効であることが分かりました(本ニュースリリースにおいて発表)。
関連リンク
独立行政法人製品評価技術基盤機構の発表
有効と判断された界面活性剤を含む家庭用洗剤のリスト
関連資料
- ①ポスター【ご家庭にある洗剤を使って身近な物の消毒をしましょう】(PDF形式:265KB)
- ②「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)(6月29日版)(PDF形式:437KB)
- ③「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(ファクトシート)(6月29日版)(PDF形式:347KB)
担当
本委員会についてのお問合せ先
独立行政法人製品評価技術基盤機構
消毒手法タスクフォース
高見、加藤、吉田
E-Mail:dmtf-koho@nite.go.jp本発表資料のお問合せ先
商務サービスグループ
生物化学産業課長 田中
大臣官房危機管理・災害対策室
政策企画官 金井
担当者:松本、榎本
E-Mail:daitai-kensho@meti.go.jp※お電話でのお問い合わせは、こちらにお願いします。
電話:03-3501-2757(直通)