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「研究開発型スタートアップと事業会社のオープンイノベーション促進のためのモデル契約書ver1.0」を取りまとめました

2020年6月30日

経済産業省と特許庁は、研究開発型スタートアップと事業会社の連携を促進するため、共同研究契約やライセンス契約などを交渉する際に留意すべきポイントについて解説した『モデル契約書ver1.0』を取りまとめました。

1.経緯

オープンイノベーションが進みにくい理由のひとつとして、企業と共同研究を行うスタートアップ側の法的な知見の不足が指摘されています。そこで、研究開発型スタートアップと企業の法的な知見のギャップを埋め、オープンイノベーションを促進するためのツールとして『モデル契約書ver1.0』を策定しました

※知財・法務等の専門家を委員に招き、委員会を組成して策定しました。委員等詳細は下記リンクの「モデル契約書ver1.0の公表について」P.3を御参照ください。

2.モデル契約書ver1.0の内容とポイント

本モデル契約書は、公正取引委員会による「スタートアップの取引慣行に関する実態調査」の中間報告で明らかになった問題事例に対する具体的な対応策を示しており、契約交渉で論点となるポイントについても明確にしています。

本モデル契約書が、企業とスタートアップとの円滑なコミュニケーションの一助となることで、オープンイノベーションが成功し、創出された事業価値が最大化することを期待します。

本モデル契約書の主な特徴は次の3点です。

  1. 共同研究開発の連携プロセスの時系列に沿って必要となる、秘密保持契約、PoC(技術検証)契約、共同研究開発契約、ライセンス契約に関するモデル契約書を提示しています。
  2. 仮想の取引事例を設定して、契約書の取り決め内容を具体化することで、交渉の勘所を学ぶことができます。
  3. 契約書の文言の意味を逐条解説で補足することで、当該記載を欠いた場合の法的リスクなど、契約に潜むビジネスリスクへの理解を深めることができます。

3.公表資料

・モデル契約書_秘密保持契約書(新素材) ・モデル契約書_PoC契約書(新素材) ・モデル契約書_共同研究開発契約書(新素材) ・モデル契約書_ライセンス契約書(新素材)

4.今後の動き

今後、現在公正取引委員会が行っているスタートアップ企業の取引慣行に関する調査の結果から独占禁止法上の評価等を整理して取りまとめる予定の「実態調査報告書」の内容を踏まえながら、必要に応じて本モデル契約書の改訂等を行います。

担当