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温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度に基づく平成30(2018)年度温室効果ガス排出量の集計結果を取りまとめました
2022年3月18日
同時発表:環境省
報告を行った事業者(事業所)数は、特定事業所排出者が12,150事業者(特定事業所:15,040事業所)、特定輸送排出者が1,314事業者でした。また、報告された特定排出者の温室効果ガス排出量の合計値は6億6,914万t- CO2でした。
1.経緯
温対法に基づく「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」は、温室効果ガスを相当程度多く排出する者(特定排出者)に、温室効果ガスの排出量を算定し国に報告することを義務付け、国が報告された情報を集計・公表する制度です。(※)
本制度は、温室効果ガスの排出者自らが排出量を算定することにより、自らの排出実態を認識し、自主的取組のための基盤を確立するとともに、排出量の情報を可視化することにより、国民・事業者全般の自主的取組を促進し、その気運を高めることを目指すものです。
経済産業省及び環境省は、平成30(2018)年度の温室効果ガス排出量について、特定排出者から報告のあった排出量を集計し、取りまとめました。
2.集計結果の概要
報告を行った事業者(事業所)数及び報告された排出量の合計は、下記のとおりです。報告された排出量の合計値は6億6,914万t- CO2でした。(1)特定事業所排出者(※1)
平成30(2018)年度 | 平成29(2017)年度 | |
報告事業者数 (報告事業所数) |
12,150事業者 (15,040事業所) |
12,341事業者 (15,194事業所) |
報告排出量の合計① | 6億3,945万t-CO2 | 6億5,513万t-CO2 |
調整後排出量(※2) | 6億2,040万t-CO2 | 6億3,881万t-CO2 |
(2)特定輸送排出者(※3)
平成30(2018)年度 | 平成29(2017)年度 | |
報告事業者数 | 1,314事業者 | 1,319事業者 |
報告排出量の合計② | 2,968万t-CO2 | 3,098万t-CO2 |
(3)特定排出者全体
平成30(2018)年度 | 平成29(2017)年度 | |
報告排出量の合計(①+②) | 6億6,914万t-CO2 | 6億8,611万t-CO2 |
(1)全ての事業所の原油換算エネルギー使用量の合計が1,500kl/年以上となる事業者
(2)次のア及びイの要件を満たす事業者
に、全ての事業所の排出量がCO2換算で3,000t以上となる事業者
イ 事業者全体で常時使用する従業員の数が21人以上
3.公表及び開示請求
経済産業大臣及び環境大臣は、事業所管大臣から通知された特定排出者から報告された排出量等の集計の結果について、以下のとおり、特定排出者全体に係る関連情報と併せて公表します。
(1)事業者別及び業種別の特定排出者の算定排出量
(2)業種別及び都道府県別の特定事業所の算定排出量
(3)事業者別の特定事業所排出者の調整後排出量
(4)特定排出者全体に係る関連情報
また、経済産業大臣、環境大臣及び事業所管大臣は、下記の情報について請求に応じて開示します。「※公表」と付した情報は、開示情報であるとともに公表情報でもあることを表します。
(1)特定事業所排出者
・事業者に関する情報・事業者における温室効果ガスの種類ごとの算定排出量(※公表)
・特定事業所排出者における調整後排出量(※公表)
・事業者の国内認証排出削減量及び海外認証排出削減量の種類ごとの合計量
・事業者に係る関連情報(※公表)
・特定事業所に関する情報
・特定事業所における温室効果ガスの種類ごとの算定排出量
・特定事業所に係る関連情報
(2)特定輸送排出者
・事業者に関する情報
・事業者における温室効果ガスの算定排出量(※公表)
・事業者に係る関連情報(※公表)
経済産業省及び環境省では、すべての事業所からの報告について、令和4年3月18日(金)16時から開示請求を受け付けます。また、事業所管省庁では、当該省庁の所管する事業を主たる事業としている事業者からの報告について、開示請求を受け付けます。
集計結果及び開示請求の方法については、下記の算定・報告・公表制度のWEBサイトに掲載予定です。
関連リンク
担当
産業技術環境局 環境経済室企画官 内野担当者: 北原、瀬野、川﨑
電話:03-3501-1511(内線 3453)
03-3501-1770(直通)
03-3501-7697(FAX)