- ホーム
- ニュースリリース
- ニュースリリースアーカイブ
- 2021年度3月一覧
- 「ロボットフレンドリーな環境」の実現に向けて、惣菜工場での盛付ロボット等の実用化を開始しました
「ロボットフレンドリーな環境」の実現に向けて、惣菜工場での盛付ロボット等の実用化を開始しました
2022年3月29日
経済産業省では、ロボットを導入しやすい“ロボットフレンドリーな環境”の実現に向けた官民一体での取組の成果として、惣菜盛付ロボットや製造工程最適化のためのシステムを開発し、惣菜製造現場での実用化を開始しました。
1.背景
人手不足やコロナ禍の影響により、今後の日本社会における自動化、無人化、非接触へのニーズはますます高まっています。経済産業省では、2019年秋に「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)」を設置し、人手不足が顕著な分野をはじめ、ロボットを導入しやすい“ロボットフレンドリーな環境”の実現に向けた取組を進めています。この対象分野の一つである食品製造分野においては、惣菜製造工場で最も多くの人手が必要とされている「盛付工程」をいかに自動化していくかといった点にフォーカスし、取組を進めています。
2.概要
今般、TFの食品分野のTFのメンバーである一般社団法人日本惣菜協会のイニシアティブの下、ユーザー企業やベンダー等が連携し、以下のロボットやシフト計算を容易にするシステムの開発と、惣菜製造現場での実用化を開始しました。
取組成果 | ベンダー企業 | ユーザー企業 | 導入先 |
惣菜盛付ロボットの 開発と現場導入 |
㈱FAプロダクツ ㈱オフィスエフエイ・コム コネクテッドロボティクス㈱ 日本サポートシステム㈱ |
マックスバリュ東海㈱ | マックスバリュ東海㈱ 長泉工場 |
惣菜盛付ロボット「Foodly」の現場導入 |
㈱アールティ | イチビキ㈱ ㈱ヒライ 藤本食品㈱ |
イチビキ㈱イチビキ第2工場 ㈱ヒライ熊本工場 藤本食品㈱岐阜工場 |
シフト計算最適化 システムの開発と 現場導入 |
㈱グルーヴノーツ | ㈱グルメデリカ ㈱デリカスイト ㈱ニッセーデリカ ㈱ヒライ マックスバリュ東海㈱ |
㈱グルメデリカ所沢工場 マックスバリュ東海㈱ 長泉工場 |
惣菜盛付ロボット
株式会社FAプロダクツ、
株式会社オフィスエフエイ・コム
コネクテッドロボティクス株式会社、
日本サポートシステム株式会社惣菜盛付ロボット「Foodly」
(株式会社アールティ)シフト計算最適化システム
「MAGELLAN BLOCKS」
(株式会社グルーヴノーツ)
3.今後の予定
経済産業省では、こうした成果をTFの関係者に共有するとともに、中小企業を含めた多くの惣菜製造現場においてロボットフレンドリーな環境の構築を実現すべく、低価格な惣菜盛付ロボットの開発等の取組を、引き続き官民一体となって進めていきます。(参考)
一般社団法人日本惣菜協会プレスリリース
担当
製造産業局産業機械課ロボット政策室長 大星
担当者: 福澤、秦野、二谷
電話:03-3501-1511(内線3819)
03-3501-1049(直通)
03-3580-6394(FAX)