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産業保安及び製品安全における統合的開示ガイダンスを改訂しました

-安全に関する情報開示及び安全への投資を促進-

2021年4月5日

2019年2月に取りまとめられた「産業保安及び製品安全における統合的開示ガイダンス」について、産業保安や製品安全に関する取組が企業価値として今後更に評価されるようガイダンスの内容の拡充や普及促進のための検討を実施し、改訂版を取りまとめました。

1.背景

2019年2月、企業の産業保安や製品安全に関する取組について、積極的な情報開示を促進し、投資家や金融機関等による適切な評価を可能とすることで、保安力に応じた企業価値の向上を実現していくため、企業における安全に関する情報開示を促進する際の手引きとなる「産業保安及び製品安全における統合的開示ガイダンス」を取りまとめました。

同ガイダンスは2017年5月に策定された「価値協創のための統合的開示・対話ガイダンス」を基に、「安全」というテーマにフォーカスし、「価値観、ビジネスモデル、持続可能性・成長性、戦略、成果と重要な指標(KPI)、ガバナンス等を一貫したストーリーで企業の価値創造を構想する」という考え方に基づいた「統合的思考」に焦点を当てています。

企業は統合的思考に基づく情報開示(統合的開示)により、統合報告書を介した投資家との対話を通じて投資家の適切な評価を受けることで、安全に関する取組が企業価値の向上につながっていくという好循環が生まれることが期待されます。

2.ガイダンス改訂の内容

今般、2019年2月に取りまとめられたガイダンスの活用実態を把握し、更なる活用を目指してガイダンスの内容の拡充や普及促進のための検討を実施しました。

その結果、統合的思考に基づく情報開示(統合的開示)が特に出来ていると評価された企業の事例を新たに取り上げ、具体的事例を充実させました。

また、企業の安全への取組を投資家に適正に評価してもらえるよう、企業の安全に対する取組を測るためのKPI(災害強度率・災害度数率、リスク評価の実施状況、リコール数等)を整理するとともに、それを企業価値に結びつけるための方策について試行的に整理しました。
加えて、企業、投資家の皆様をはじめ、ステークホルダーの皆様が本ガイダンスを手にとって頂けるよう、新たにガイダンスの概要をまとめたリーフレットを作成しました。

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