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「次世代航空機の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました

2021年7月16日

経済産業省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の、「次世代航空機の開発」プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定しました。

1.背景・趣旨

2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。
基金の適正かつ効率的な執行に向けて、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。
産業構造転換分野ワーキンググループでの議論と、パブリックコメントに対して提出された意見を踏まえ、本日「次世代航空機の開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました。

2.「次世代航空機の開発」プロジェクトの研究開発・社会実装計画の主な内容

・水素航空機の実現に必要な要素として、①極低温(-253℃)に耐え得る小型軽量な液化水素貯蔵タンク、②水素の安定燃焼と低NOxを両立するエンジン燃焼器及び③大幅に変更が必要な機体設計に係る技術開発を実施。
・次々世代機以降(2035年以降)を見据えた航空機主要部品の複雑形状・飛躍的軽量化に関する技術開発を実施。

3.今後の予定

近日中に、NEDOが「次世代航空機の開発」プロジェクトの公募を開始する予定です。

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