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IAEA廃炉レビューミッションが来日し、評価レポートを江島経済産業副大臣が受領しました
2021年8月27日
8月27日(金曜日)、江島経済産業副大臣がIAEA評価派遣団の団長から評価レポートを受領しました。評価レポートには、ALPS処理水の処分方法の決定に関する事項をはじめとする廃炉計画全体に対して、IAEA評価派遣団(レビューミッション)による、評価できる事項(acknowledgement)と助言(advisory point)が示されています。
1.概要
「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」(中長期ロードマップ)に基づき進めている福島第一原発の廃炉に向けた取組の進捗について、6月30日(水曜日)から8月27日(金曜日)まで、IAEAによる評価(レビュー)を受けました。
評価派遣団(レビューミッション)は、8月23日(月曜日)から日本での評価を行い、本日、江島経済産業副大臣がIAEA評価派遣団の団長から評価レポートを受領しました。
廃炉レビューは2013年4月から計4回実施しており、今回が5回目の評価となります。
2.レポートの主なポイント
①ALPS処理水関連
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前回レビューの指摘事項に対する日本側の努力を評価。特にALPS処理水の処分に関して、日本政府が基本方針を決定したことは、廃炉計画全体の実行を促進するものとして評価。
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今後のALPS処理水の処分に向けて、東京電力が、将来の新たなALPS処理水を含む多量の処理水と処理途上水の全体バランスと放出スケジュールの分析を行うことを推奨。
②その他廃炉関連
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次の10年は、取り出された燃料デブリの管理オプションの特定や固体廃棄物の保管管理の次の段階といった課題に包括的にアプローチしていくべき。
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東京電力福島第一廃炉推進カンパニーが、エンジニアリング組織としてプロジェクト管理機能等の強化や人材育成に焦点をあてて、改善を続けることを推奨。
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経済産業省と東京電力に、廃炉作業への信頼向上に対する広報事業の貢献を評価する調査の実施を推奨。
関連資料
担当
資源エネルギー庁
原子力発電所事故収束対応室長 福田
担当者:田辺、安良岡
電話:03-3501-1511(内線 4441)
03-3580-3051(直通)
03-3580-0879(FAX)