「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました

1．背景・趣旨

2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）に造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援していくこととしています。
基金の適正かつ効率的な執行に向けて、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において、「分野別資金配分方針」が決定されました。同方針を踏まえ、同部会の下に設置された分野別ワーキンググループが、基金で実施するプロジェクトごとの優先度・金額の適正性等を審議した上で、担当省庁のプロジェクト担当課室が、各プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定し、順次公募を開始していくことになっています。
この度、グリーン電力の普及促進分野ワーキンググループでの議論を踏まえ、本日、「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定しました。

2．「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトの研究開発・社会実装計画の主な内容

アジアの気象・海象に合わせた風車や浮体等の技術開発、風車・浮体・ケーブル等の一体設計に基づく実証を支援し、2030年までに、一定条件下（風況等）で、着床式風力発電の発電コストが8～9円/kWhを見通せる技術、浮体式洋上風力を国際競争力のあるコスト水準で商用化する技術の確立を目指します。

3．今後の予定

本日から、NEDOが「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトの公募を開始します。詳細は、当省ニュースリリース「洋上風力発電の低コスト化プロジェクトの公募を開始します」をご確認ください。

関連資料

• 「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画（概要）（PDF形式：288KB）
• 「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画（本体）（PDF形式：871KB）

関連リンク

• 産業構造審議会　グリーンイノベーションプロジェクト部会　グリーン電力の普及促進分野ワーキンググループ

担当

• 基金全体について

  産業技術環境局環境政策課
  カーボンニュートラルプロジェクト推進室長 笠井
  担当者： 田村、黒岩

  電話：03-3501-1511（内線 3344）
  03-3501-1733（直通）
  03-3501-7697（FAX）

• プロジェクトの詳細について

  資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課 風力政策室長 石井
  担当者： 菊池、大金、荒牧、幸寺（こうでら）

  電話：03-3501-1511（内線 4582）
  03-3501-6623（直通）
  03-3501-1365（FAX）