今年2月に行われたIAEAレビューミッションの報告書が、本日公表されました。 IAEAによるレビューでは、専門的・客観的な立場から、ALPS処理水の処分の安全性確保に向けた我が国の取組について厳正に評価いただきました。
今回の報告書では、日本側は協力的に対応し、レビュープロセスに顕著な進展があったと評価されるとともに、技術的な指摘がなされています。
具体的には、安全性については、国際安全基準に照らして、放出設備の設計において予防措置が的確に講じられていることや、人への放射線の影響が規制当局が定める水準より大幅に小さいことなどが確認されました。
また、国内外の関係者の理解を得るため、現実に即した評価や説明の追加を求めるなどの指摘を受けたところです。こうした指摘を東京電力の計画にしっかりと反映させ、ALPS処理水の処分に係る安全確保と国内外の理解醸成に引き続き取り組んでいきます。
- 今後も、放出前、放出中、放出後にわたってIAEAにレビューを受けることとしており、日本の取組が適切に評価されるよう、 IAEAに全面的に協力していきます。
最終更新日:2022年4月29日