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世耕経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

2019年8月8日(木曜日)
10時00分~10時13分
於:記者会見室

冒頭発言

おはようございます。特に私からはありません。

質疑応答

韓国向け輸出管理措置、福島第二原発

Q: よろしくお願いします。まず、幹事社から2問続けて伺います。
韓国への輸出管理強化について伺います。本日の各種報道で、半導体材料3品目について輸出を許可する方向で最終調整とありました。その事実関係と今後の方針についてお聞かせください。
続いて2点目です。本日午後、大臣は磯﨑副大臣と福島を訪問されます。これに関し、福島第二原発の円滑な廃炉と福島の復興について、大臣の考えを改めてお聞かせください。

A: まず、今日、一連の報道についてでありますけれども、通常、一つ一つ輸出許可を出した場合に、個別のケースを対外的に公表するということは行っていないわけでありますけれども、今回は、韓国政府から我々のこの措置が、あたかも禁輸措置であるとの不当な批判が行われていることを受けまして、例外的に公表させていただきたいというふうに思います。

7月4日の3品目の個別許可への切替え以降に申請が出てきたもののうち、厳正な審査を経まして、安全保障上、懸念がない取引であるということが確認できた最初の案件につきまして、既に輸出許可を付与しているところであります。

繰り返し申し上げておりますけれども、我々の執った今回の措置は禁輸措置ではなく、正当な取引については日本政府としては恣意的な運用はせずに、外為法の規定に基づいて、厳格な審査を踏まえて許可を出している、そのことを示したものであります。

一方で、国際的な平和と安全を維持する責務を果たすという観点から、関係企業に対しましては、引き続き最終用途を的確に確認するなど、輸出企業の自主管理の徹底を要請しているところであります。

あわせて、輸出許可申請についても引き続き厳格な審査を行って、迂回貿易ですとか目的外使用といった事例が出ることがないように、厳正に対処をしていきたいというふうに思っています。

厳格なチェックを行っていく中で、3品目以外も個別的、具体的な不適切事例が出てくれば、当該品目について個別許可申請の対象に追加することも含めて、徹底した再発防止策を講じてまいりたいというふうに思っています。

また、国際レジーム上、現在は未規制となっている品目・技術についても、現行リストが安全保障上の懸念に応える上で十分かどうか、引き続き主要関係国と連携をして、国際的な平和と安全のレベル向上に向けた検討を行ってまいりたいというふうに思います。

本件の詳細については、後ほど事務方にお尋ねをいただければというふうに思います。

また、2Fの廃炉についてでありますけれども、福島第二原子力発電所につきましては、7月31日に東京電力の小早川社長が廃炉を正式決定したというふうに伺っております。まずは、東京電力が地元の要望や福島の現状を受け止めて、廃炉に向けた重要な一歩を踏み出したということは評価をしたいというふうに思っています。

福島第二原発の4基の廃炉につきましては、福島第一原発の廃炉と併せて実施をしていくという極めて大きな事業になるわけであります。円滑かつ着実に廃炉が進められるよう東京電力を指導していくとともに、福島復興に向けて全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。

韓国向け輸出管理措置

Q: 先ほど話した韓国向けの3品目の輸出についてですけれども、まず許可は何日付で出されたんでしょうか。加えて、品目についてはどの、3品目のうちのどれになるんでしょうか、最初に。

A: これは、詳細のお答えは控えさせていただきたいと思います。今回、輸出規制というような、いわれのない非難を韓国政府から行われておりますから、審査を通ったもの、厳格な審査をパスしたものについては、我々は粛々と輸出許可を出しているということをお示しをするために、輸出許可を出した、既に出したということのみを公表させていただいたわけであります。
 

靖国神社参拝

Q: 終戦の日が近づいておりますけれども、大臣は15日に靖国神社の方に参拝される予定でしょうか。

A: 個人として適切に判断してまいりたいと思います。

韓国向け輸出管理措置

Q: 貿易管理の問題と離れて伺いたいのですが、韓国との産業の協力関係について、今後どうあるべきかと大臣はお考えでしょうか。

A: これは、もう貿易管理とは別に、協力すべき点は協力をしていけばいいというふうに思っています。日本政府として、韓国との連携関係について何か変化を起こす、こちらから起こすというつもりは全くありません。

Q: 文大統領は、例えば、5年以内に部品の国産化など、ちょっと発言を強めていますけれども、この点、日本側に与える影響ですとか、発言に対しての受け止めをお願いいたします。

A: 100品目を戦略品目に指定という発言をされたというふうに承知されていますが、具体的にどんな100品目かとかは、まだ全く分からないわけでありますから、いずれにしても韓国側の対応を注視していきたいというふうに思っています。
いずれにしても、今回、輸出許可を出しているということで、これは決して禁輸措置ではないと。あくまでも貿易管理上の措置であるということを韓国側もよく理解してほしいというふうに思っています。

小泉進次郎氏の結婚

Q: すみません、大分話は変わるんですが、昨日、小泉進次郎さんが御結婚を発表されましたけれども、御存じだったかどうか。お祝いの言葉とか含めて。

A: いえ、全く知りません。非常に注目を集めるビッグカップルの誕生を心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。

RCEP交渉

Q: 先週末、北京でRCEPの閣僚会合が開かれたと思います。年内の実質合意に向けて進展がどのようにあったのか、お聞かせください。
また、韓国との輸出管理の問題が、何かRCEP交渉に影響するかどうか、その辺りの感触をまた改めて伺います。

A: 8月3日に、第8回RCEP中間閣僚会合に出席をして、年内妥結を目指した今後の交渉の進め方について議論を行いました。

閣僚会合では3つの附属書の確認を行うなど、また市場アクセス交渉の3分の2以上が相互に満足のいく結果に至るなどの進展があったというふうに思っています。

交渉中のため、議論の詳細は申し上げられませんけれども、私の感触としては、今までの閣僚会合の中でも最も進展があったんではないか、いよいよ年内妥結へ向けた出口の明かりが見えてきたのではないかというふうに思っております。

いずれにしても、9月の閣僚会合が大きな山場となりますが、年内妥結に向けて、引き続き日本としても交渉をリードしていきたいというふうに思っています。

日韓の問題が影響を与えるかどうかということでありますが、閣僚会合中、韓国側がRCEPの話題とは全く関係ないにもかかわらず発言を行いました。やむを得ず私も方も、それに対して反論という形で一言申し上げたわけでありますが、日韓以外は全くこのテーマは議論しておりません。全く発言もありませんでした。一部報道には何か、第三国が懸念を表明したというような、とんでもない誤報がありましたけれども、全く、日韓以外はこの問題には全く触れていないわけであります。当然RCEPと、今、日本が行った貿易管理上の措置というのは全く関係ないものでありますから、当然影響もしていませんし、今の段階で。今後も影響させるべきではないというふうに思っております。

韓国向け輸出管理措置

Q: 今回、1カ月ぶりに個別審査で許可が出るということなんですが、一方で、韓国の輸出管理体制の脆弱化というのは、これはこれまでと評価は変わっていないんでしょうか。

A: 何も変わる局面がありませんですよね。残念ながら、これを変えていこうと思った場合は、政策対話をまず行わなければいけないんですが、その前段となる7月12日の説明会、一方的に異なった内容を韓国側が公表されています。ここの、まず訂正が行われない限り、局長級の政策対話も行えないということになりますので、まず韓国側に、そこのアクションを求めたいというふうに思っています。

日本のプルトニウム保有

Q: 先週、日本のプルトニウムの保有量が発表になりまして、18年度末は、前年度と比べて1.5トンぐらい減らしたということで、去年、日本政府としてプルトニウムを減らしていくという方針を打ち出してから、1年と少し経っているということなんですけれども、その評価と今後どのように減らしていくのかというのを伺いたい。

A: 今お話があったように、プルトニウムについてはエネルギー基本計画に基づいて、利用目的のないプルトニウムは持たないという原則、これを引き続き堅持をして、保有量の削減に取り組むというのが政府の方針であります。

その上で、2018年の日本のプルトニウム保有量については、電気事業者においてプルサーマルが着実に実施をされているということなどから、前年末から1.6トン減少したわけであります。

現在、プルサーマルを行う計画を持っている原発のうち、高浜の3、4号機、そして玄海の3号機、伊方の3号機の4基が稼働をしてプルサーマルを実施をしています。更に6基が規制委員会の審査を受けているところであります。

今後、審査中のこういった原発の再稼働も進めば、プルトニウムの消費も一層進んでいくんではないかというふうに思っています。

韓国向け輸出管理措置

Q: 輸出管理の問題に戻りまして、今回このタイミング、かなり早いタイミングでの許可になったのかなと思いますが、その理由というのはどういったこと。

A: 理由はありません。あくまでも粛々と、きちっと確認ができたということに尽きる。まあ、いろいろな日程感あると思いますけれども、一番早いものが全て確認が、厳格な審査をパスをした。それがたまたま7月4日から始まったものが許可をされたということに尽きるというふうに思っています。

Q: 先ほどおっしゃったとおり、輸出規制、対象品目の拡大を検討中だと聞きましたけれども、これが正しいとして、特にどんな品目が対象になるのか、ちょっと伺いたいんですけれども。

A: 詳細については、お答えは差し控えさせていただく。輸出規制ではありません。貿易管理上の措置であります。


以上

最終更新日:2019年8月8日