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西村経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

2023年10月27日(金曜日)
8時35分~8時44分
於:院内本館2階閣議室前

冒頭発言

G7貿易大臣会合

初めに私から1点申し上げます。
28日、29日、大阪・堺でG7の貿易大臣会合を開催し、議長として出席します。
今回はG7貿易大臣の会合としては初めてアウトリーチとして五つのパートナー国、そして三つの国際機関、産業界の7名の代表を招きまして、強靱で信頼性のあるサプライチェーンに関する原則の共有や具現化の議論を行います。また、貿易と持続可能性についても議論する予定です。
それから、日・EUのハイレベル経済対話、参加閣僚とのバイ会談も予定をしています。今回は来年2月のMC13、WTOの閣僚会合を目指して大事なWTO改革について、これも大事なテーマである公平な競争条件の確保や経済的威圧への対応について議論します。
G7の結束、そしてG7メンバーを超えたパートナーとの間で連携の重要性を確認していきたいと考えています。
私から以上です。

質疑応答

ALPS処理水

Q:東京電力福島第一原子力発電所のALPS建屋で配管洗浄中の作業員が汚染水を浴び、作業員のうち2人が病院に搬送された件について受け止めと作業の安全管理や安全対策についてのお考えをお聞かせください。現在IAEAと国際的な専門家による調査団が処理水の検証作業をしていますが、こちらの進捗状況や海洋放出への影響も併せて見解をお願いします。


A:御指摘の事案については、ALPSにつながる配管内の洗浄作業をしていたときに起こった事案と聞いています。作業に適した服装の徹底を図るなど、対応すべき点があったと聞いています。タイベックというスーツを着て防護の態勢は取っていたものの、いわゆるカッパのようなアノラックを付けておけば染み込まないのですが、それを着ていなかったようですので、何か規定に違反しているわけではないのですが、そうした点で改善すべき点があったと承知しています。
経済産業省として、東京電力に対して再発防止を徹底し、安全確保に万全を期すよう指導をしたところです。IAEAにも速やかに情報提供を行いました。
今週IAEAのレビューミッションが来ておりまして、処理水放出後のモニタリング、あるいは設備の状況などについて現地視察も行っています。確認を受けているところでありまして、その中でこの事案についても報告を行っています。IAEAからこの点も含めて全体として何か指摘があれば真摯に受け止め、安全確保に万全を期していきたいと考えています。この事案があった方々に何か健康上に支障があるとは聞いておりませんが、安全確保に引き続き万全を期するように指導したところです。
IAEAは一連の今回のミッションを終えて、年内には報告書を出すと聞いていますので、引き続きIAEAのレビューを受けながら安全確保に万全を期していきたいと考えています。

G7貿易大臣会合、キオクシア・ウェスタンデジタル統合決裂報道

A:週末のG7貿易大臣会合について、経済的威圧やサプライチェーンの強靱化などテーマがあると思いますけれども、特に最近でも日本産水産物の輸入禁止ですとか黒鉛の輸出停止の見通しですとか、あとはロシアによるウクライナ侵攻が長期化しているなど様々な問題がありますが、大臣はどのように今回の会議に臨みたいか、改めて抱負をお願いします。
また、2点目がウエスタンデジタルとキオクシアの経営統合に向けた交渉が打ち切られたという報道が一部ありますけれども、現状認識と受け止めについてこちらもお願いします。
以上です。

A:まず、1点目の点について、先ほど申し上げたことと重なる部分がありますが、今回のG7の貿易大臣会合においては、まず1点目に強靱で信頼性のあるサプライチェーン、これに関する原則を産業界の方々も含め、またグローバルサウスの国々もありますから、そうしたパートナー国、産業界を含めて共有しながら、どう具体化していくかについて議論を是非行いたいと思っています。
2点目が来年2月のWTOの閣僚会合を目指してWTO改革に弾みをつける議論をしたいと考えています。
その中で関連もありますが、3点目に御指摘があった経済的威圧や公平な競争条件の確保についてG7の結束を是非示したいと思いますし、併せてグローバルサウスの国々、今回インド、インドネシア、チリ、ケニアが参加してくれますので、そうした閣僚との間でも今申し上げた方向性について協議していきたいと考えています。
キオクシアとウエスタンデジタルについては、何か両者から正式な発表があったとは聞いておりませんので、コメントをすることは控えたいと思いますが、その上で申し上げればキオクシアは生成AIを始め今後のデジタル化の加速に向けて、不可欠な先端メモリ半導体の製造基盤や技術を保有する重要な企業であると認識しています。政府としてこれまでもキオクシアの設備投資などの支援を行ってきているところです。
引き続き経済安全保障の観点、これも非常に重要ですので、その観点も含めて製造、技術基盤の維持、拡大に向けてしっかりサポートしていくことが大事だと考えています。
どういう状況になっているのかしっかりフォローしながら、私どもとしても今申し上げた観点でできるだけ対応していきたいと考えています。

キオクシア・ウェスタンデジタル統合決裂報道

Q:追加なのですけれども、今後のウエスタンデジタルとキオクシアの交渉再開などについて省として後押しをする御意向があるかどうか、あとは現在策定中の経済対策補正の関連で半導体支援、一つの目玉になっていると思いますが、その中にキオクシアの位置づけなどについて御所見をお願いします。

A:今申し上げたとおり、キオクシアは今後のデジタル化や生成AIをはじめ様々な技術が転換していく中で、極めて重要な先端メモリの技術の基盤を保有している日本にとって非常に重要な企業ですから、経済安全保障の観点から今後も製造基盤やその拡大に向けて様々なサポートも行ってきていますし、今後もそうした考えです。
そうした中で、まずは民間企業同士で様々なやり取りを行っていると思いますので、それをしっかりと注視し、また報告も受けながら、政府としてどういう対応をしていくのか、状況を見ながら考えていきたいと思います。

以上

最終更新日:2023年10月27日