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武藤経済産業大臣の閣議後記者会見の概要

2025年5月27日(火曜日)
9時33分~9時38分
於:国会本館2階閣議室前

冒頭発言

電気・ガス料金支援

おはようございます。私から1点申し上げます。本日の閣議において、電気・ガス代の支援及び重点支援交付金の積み増しのため、予備費の使用決定を行いました。電気・ガス代の支援については、低圧で、7月と9月は1キロワットアワー当たり2円、使用量の多い8月は2.4円を支援します。標準的な家庭では、ガスと合わせて3ヶ月で3,000円程度の負担が引き下げられます。これまでの国際的な燃料価格や直近の為替水準を前提とすれば、7月から9月の電気料金は昨年より下がることが見込まれております。併せて、重点支援地方交付金を活用しました、特別高圧あるいはLPガスを使用する中小企業への支援等について自治体へ周知してまいります。詳細は、本日、事務方よりブリーフィングを行いたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。

質疑応答

日米関税交渉への対応

Q: 日米の関税交渉について伺わせてください。赤澤大臣が先週訪米して3回目の閣僚協議が実施されました。赤澤大臣は6月のG7サミットの首脳会談も視野に閣僚間の協議を進めていくと表明されました。武藤大臣の受け止めと今後の交渉への期待をお聞かせください。

A:今般、赤澤大臣はラトニック商務長官及びグリア米国通商代表と、貿易の拡大、非関税措置、そして、経済安全保障面での協力等について議論を行ったものと承知しているところです。また、可能な限り早期に、日米双方の利益となるような合意を実現すべく、双方の立場の一致に向けて、さらに調整を加速していくことが確認されたと認識しているところです。今おっしゃったような次回協議の日程は、現時点で決まったものはありませんけど、6月のG7サミットの機会も見据え、今後、緊密に協議することとなっていると承知しています。引き続き、赤澤大臣のチームと連携して対応してまいりたいと思います。

電気・ガス料金支援

Q: 電気・ガス補助のことで伺います。経済産業省としては、脱炭素の観点からこういった補助を続けるのは望ましくないというような視点もあったと思います。その中で今回、段階的に補助額を縮小してきたと思うんですけれども、改めて、今、この補助をやる意義と、細かい話ですが、ガスは立米当たり7、8、9、幾ら支援される予定か教えてください。

A:いずれにしましても、今年の夏対策ということで、去年も酷暑対策ということでありましたけれども、今年も各党、与党からの御要請もありましたので検討させていただいて、このような措置をさせていただいたところであります。
後ほど、後はまたブリーフィングの中で細かい話はさせていただきたいと思います。

Q:大臣御自身は、やる意義をどう思っていらっしゃいますか。

A:これはいつまでもやるというものではないと思います。これはもう、やはり脱炭素の見地から言っても、いつまでも続けられるものではありませんけれども、今回はそういう今の国民の生活のいわゆる苦労というものもやっぱり鑑みながら、酷暑対策を引き続きさせていただいたということになるんだと思います。

日本製鉄によるUSスチールの買収

Q:日本製鉄のUSスチールの買収計画に関してお伺いします。トランプ大統領が日鉄の投資に関して歓迎する意向を示す一方で、買収に関しての詳細な言及はなされていませんが、見解をお聞かせください。

A:御指摘のトランプ大統領のSNSの投稿もありまして、今度のUSスチールの買収の件が表になり、報道陣へのコメントに対しては承知しているところですけれども、まだ詳細が政府から出ていないので、これは正式な発表をまだ待たせていただきたいと思います。また、産業界への影響についても、これも現時点で政府から正式な発表がない中で予断を持ってコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにしましても、本件については、民間の関係者で具体的な投資計画の検討・調整が進められてきているものと承知しているところですので、政府としては、必要に応じて、関係者間の意思疎通の促進に努めてまいりたいと思っているところです。

以上

最終更新日:2025年5月27日