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飲食関連産業の動向(FBI 2025年上期);第1四半期上昇から第2四半期低下に転じた2025年上期のフード・ビジネス

    フード・ビジネス・インデックス(Food Business Index、以下FBIという。)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食店、飲食サービス業」の活動状況を把握できるよう試算した経済指標です。

    今回は、2025年上期分の数値をまとめた「飲食関連産業の動向(2025年上期)」スライド資料より抜粋してFBIの動きをご紹介します。

    図表01

    2025年上期フード・ビジネス・インデックスの動き

    下のグラフは、FBIの四半期毎の推移を表したものです。

    2024年の動きを振り返ってみると、前年と比較して回復の勢いは落ち着いたものの、上昇が続く「飲食店、飲食サービス業」がけん引したことにより、フード・ビジネス全体では3年連続の上昇となりました。

    2025年第1四半期は前期比0.4%の上昇で、指数値95.5となりましたが、続く第2四半期は同2.0%の低下で、指数値93.6となりました。

    図表02

    FBIを構成する3業種をみると、「食料品工業」は第1四半期に前期比0.5%の上昇となりましたが、第2四半期は同3.1%の低下でした。「食料品流通業」は第1、第2四半期連続で低下しており、第1四半期は同2.0%の低下、第2四半期は同0.9%の低下でした。「飲食店、飲食サービス業」は第1四半期に同3.6%上昇しましたが、第2四半期は同1.6%の低下となりました。

    図表03

    FBIの伸び率に対する3業種の影響度合い(寄与度)をみると、第1四半期の前期比0.4%上昇に対し、最も影響が大きかったのは「飲食店、飲食サービス業」で、0.8%ポイントの上昇寄与でした。第2四半期は同2.0%低下に対し、最も影響が大きかったのは「食料品工業」で、1.2%ポイントの低下寄与となりました。

    図表04

    第1四半期は「飲食店、飲食サービス業」の上昇の影響大

    次に、2025年第1四半期のFBI上昇に最も大きく影響した「飲食店、飲食サービス業」の内訳の動きをみていきます。

    2025年第1四半期は前期比3.6%の上昇、第2四半期は同1.6%の低下となりました。

    内訳をみると、「ファーストフード店」、「飲食サービス業」、「パブレストラン、居酒屋」は、第1四半期に上昇したものの、第2四半期は低下しました。「喫茶店」は第1、第2四半期連続の上昇となりました。「食堂、レストラン、専門店」は第1四半期が横ばい、第2四半期は上昇となりました。

    図表05

    「飲食店、飲食サービス業」の伸び率に対する、内訳系列の影響度合い(寄与度)をみると、上期を通して「パブレストラン、居酒屋」、次いで「飲食サービス業」の寄与が大きく、第1四半期は「飲食店、飲食サービス業」の前期比3.6%上昇に対し、「パブレストラン、居酒屋」が2.5%ポイント、「飲食サービス業」が2.1%ポイントの上昇寄与となりました。第2四半期は同1.6%低下に対し、「パブレストラン、居酒屋」が2.3%ポイント、「飲食サービス業」が0.4%ポイントの低下寄与となりました。2025年上期は、これら2系列の動向が「飲食店、飲食サービス業」の動きとなりました。

    図表06

    第2四半期は、「食料品工業」の低下の影響大

    次に、2025年第2四半期のFBI低下に最も大きく影響した「食料品工業」の内訳の動きをみていきます。

    2025年第1四半期は前期比0.5%の上昇、第2四半期は同3.1%の低下となりました。

    内訳をみると、「酒類」は、第1四半期に大幅に上昇したものの、第2四半期は大幅に低下しました。「調味料等」は、第1四半期に上昇したものの、第2四半期はわずかに低下しました。「麺類」は、第1、第2四半期連続で上昇しました。「パン・菓子」、「清涼飲料」、「農・畜・水産加工食品」は、第1四半期に低下したものの、第2四半期は上昇しました。

    図表07

    「食料品工業」の伸び率に対する、内訳系列の影響度合い(寄与度)をみると、上期を通して「酒類」の上昇・低下寄与が大きく、第1四半期は「食料品工業」の前期比0.5%上昇に対し1.5%ポイントの上昇寄与、第2四半期は同3.1%低下に対し4.0%ポイントの低下寄与となりました。これは、大手酒類メーカーが2025年4月に行った価格改定の影響が考えられます。

    図表08

    2025年上期のまとめ

    2025年上期の動きは、第1四半期上昇から第2四半期低下に転じました。第1四半期は「飲食店、飲食サービス業」の上昇、第2四半期は「食料品工業」の低下が、それぞれ大きく影響しました。

    この他にも、今回ご紹介しきれなかったフード・ビジネスの動きについて「飲食関連産業の動向(2025年上期)」スライド資料に掲載していますので、是非御覧ください。

    ミニ経済分析「飲食関連産業の動向(FBI 2025年上期)」のページ
    https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20260210minikeizai.html

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