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第3次産業活動指数
サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2024年1月分】
(2024年3月15日発表)
第3次産業活動は、足踏みがみられる。
- 2024年1月の第3次産業活動指数は、100.9、前月比0.3%の上昇となった。
- 広義対個人サービスは同0.7%の上昇、広義対事業所サービスは同1.2%の低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、足踏みがみられる(基調判断を据え置き)。
最新の指数の解説
2024年1月のサービス産業活動は、4年ぶりの行動制限のない冬期休暇などにより、サービス消費が増加したことなどを受けて、生活娯楽関連サービス等が上昇したことなどから、前月比0.3%と、2か月連続の上昇。1月時点の基調判断は、「足踏みがみられる」に据え置き。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 100.9 | 0.3 | 96.7 | 1.3 |
広義対個人サービス | 101.5 | 0.7 | 98.7 | 1.2 |
広義対事業所サービス | 99.6 | -1.2 | 94.8 | 1.2 |
業種別動向
内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど5業種が上昇、卸売業など6業種が低下。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
-
業種名 主な要因 上昇方向に影響した業種 生活娯楽関連サービス 「飲食店,飲食サービス業」は、引き続き堅調な外食需要などを背景に、すべての内訳が増加したことから上昇。
洗濯・理容・美容・浴場業は、美容業が例年に比べ暖かく好天にも恵まれたことによる外出機会の増加などから上昇。小売業 織物・衣服・身の回り品小売業は、例年に比べ暖かかったこともあり、春物商品の販売が堅調であったことなどから上昇。
飲食料品小売業は、前月低下の反動もあり上昇。低下方向に影響した業種 卸売業 機械器具卸売業は、製造業の生産活動が低調であることなどから低下。
「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」が、原油や鉄鋼製品などの取引減もあり低下。事業者向け関連サービス 廃棄物処理業は、リサイクルなどの環境対策を背景に上昇傾向が続いているものの、製造業の生産活動が低調であることなどから低下。
技術サービス業は、機械設計業が低下。金融業,保険業 保険業は、生命保険業が低下。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
-
単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <上昇業種> 生活娯楽関連サービス 9.6
( 0.92 )5.6 飲食店,飲食サービス業
洗濯・理容・美容・浴場業小売業 1.8
( 0.20 )-2.8 織物・衣服・身の回り品小売業
飲食料品小売業医療,福祉 1.1
( 0.16 )0.8 運輸業,郵便業 1.5
( 0.14 )2.3 道路旅客運送業
鉄道業情報通信業 0.3
( 0.03 )1.9 情報サービス業 <低下業種> 卸売業 -4.1
( -0.47 )-2.6 機械器具卸売業
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業事業者向け関連サービス -3.6
( -0.34 )2.0 廃棄物処理業
技術サービス業金融業,保険業 -1.7
( -0.17 )7.4 保険業 不動産業 -1.1
( -0.09 )1.5 建物売買業,土地売買業 電気・ガス・熱供給・水道業 -1.6
( -0.06 )-3.2 電気業 物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -0.3
( -0.01 )-1.9
- 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
冊子、データダウンロード
- 第3次産業活動指数(概要冊子)
- 第3次産業活動指数の時系列表、業種別指数
- サービス産業活動 図表集
- 状況(~期ぶり、~連続の上昇等)、各指数グラフ、業種別寄与度等(図表集 スライドショーのページ )
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