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第3次産業活動指数
サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2024年9月分】
(2024年11月15日発表)
第3次産業活動は、一進一退。
- 2024年9月の第3次産業活動指数は、102.3、前月比0.2%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同0.2%の上昇、広義対事業所サービスは同0.0%の横ばいとなった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、一進一退で推移している(基調判断を据え置き)。
最新の指数の解説
2024年9月のサービス産業活動は、「小売業」、「金融業,保険業」などの業種が低下したことから、前月比マイナス0.2%と2か月連続の低下。9月時点の基調判断は、「一進一退」に据え置き。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 102.3 | -0.2 | 102.9 | 0.6 |
広義対個人サービス | 102.3 | 0.2 | 100.7 | 0.2 |
広義対事業所サービス | 102.8 | 0.0 | 105.0 | 1.1 |
業種別動向
内訳の大分類業種では、11業種中、小売業など6業種が低下、生活娯楽関連サービスなど5業種が上昇。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
-
業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 小売業 飲食料品小売業をはじめ多くの内訳が低下。 金融業,保険業 「金融商品取引業,商品先物取引業」は、流通業務が前月に比べ株式売買の取引が落ち着いていたことなどから低下。 卸売業 飲食料品卸売業は、小売業向け取引の減少などから低下。 上昇方向に影響した業種 生活娯楽関連サービス 洗濯・理容・美容・浴場業は、美容業、理容業などが上昇。娯楽業は、遊園地・テーマパークが入場者数が増加したことや、スポーツ施設提供業が天候に恵まれたことなどから利用者数が増加したことなどにより上昇。 電気・ガス・熱供給・水道業 電気業は、全国的に気温が高めに推移したことによる冷房需要の増加などから上昇。 不動産業 不動産取引業は、マンション分譲業が前月低調であった反動などから上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
-
単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 小売業 -3.0
( -0.33 )-2.2 飲食料品小売業
その他の小売業(別掲を除く住関連)金融業,保険業 -1.2
( -0.13 )4.6 金融商品取引業,商品先物取引業 卸売業 -0.6
( -0.07 )0.2 飲食料品卸売業 医療,福祉 -0.3
( -0.05 )-1.2 情報通信業 -0.4
( -0.04 )1.7 通信業
インターネット附随サービス業物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -1.0
( -0.02 )-1.2 リース業 <上昇業種> 生活娯楽関連サービス 1.5
( 0.15 )2.7 洗濯・理容・美容・浴場業
娯楽業電気・ガス・熱供給・水道業 3.4
( 0.13 )0.9 電気業 不動産業 1.0
( 0.08 )0.7 不動産取引業 運輸業,郵便業 0.4
( 0.04 )1.1 道路貨物運送業
鉄道業事業者向け関連サービス 0.3
( 0.03 )-0.9 職業紹介・労働者派遣業
廃棄物処理業
- 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
冊子、データダウンロード
- 第3次産業活動指数(概要冊子)
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