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第3次産業活動指数
サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2024年11月分】
(2025年1月20日発表)
第3次産業活動は、一進一退。
- 2024年11月の第3次産業活動指数は、101.8、前月比0.3%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同1.2%の上昇、広義対事業所サービスは同1.2%の低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、一進一退で推移している(基調判断を据え置き)。
最新の指数の解説
2024年11月のサービス産業活動は、「卸売業」、「情報通信業」などの業種が低下したことから、前月比マイナス0.3%と2か月ぶりの低下。11月時点の基調判断は、「一進一退」に据え置き。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 101.8 | -0.3 | 101.5 | 0.9 |
広義対個人サービス | 102.0 | 1.2 | 102.0 | 0.5 |
広義対事業所サービス | 101.8 | -1.2 | 101.1 | 1.4 |
業種別動向
内訳の大分類業種では、11業種中、卸売業など9業種が低下、不動産業など2業種が上昇。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
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業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 卸売業 その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)は、医薬品の海外取引の減などもあり低下。機械器具卸売業は、産業用機械器具卸売業が海外取引の減などから低下。 情報通信業 情報サービス業は、ソフトウェア関連が水準は高いものの、前月上昇の反動などから当月は低下。インターネット附随サービス業は、コンテンツ配信がゲーム関連の販売減などから低下。 生活娯楽関連サービス その他の生活関連サービス業は、国内旅行が低調であったことなどから低下。 上昇方向に影響した業種 不動産業 不動産取引業は、新築戸建住宅の販売増や土地売買業などが上昇。 小売業 織物・衣服・身の回り品小売業は、気温の低下により冬物衣料の販売が好調だったことなどから上昇。その他の小売業(別掲を除く住関連)は、その他小売業、医薬品・化粧品小売業ともに上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
-
単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 卸売業 -1.5
( -0.17 )1.3 その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
機械器具卸売業情報通信業 -1.2
( -0.12 )2.6 情報サービス業
インターネット附随サービス業生活娯楽関連サービス -1.0
( -0.10 )3.1 その他の生活関連サービス業 事業者向け関連サービス -0.9
( -0.09 )0.7 技術サービス業
廃棄物処理業運輸業,郵便業 -0.5
( -0.05 )1.2 運輸に附帯するサービス業
鉄道業電気・ガス・熱供給・水道業 -1.1
( -0.04 )-1.6 電気業 医療,福祉 -0.3
( -0.04 )1.7 物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -1.1
( -0.03 )-1.4 金融業,保険業 -0.1
( -0.01 )-2.5 金融商品取引業,商品先物取引業 <上昇業種> 不動産業 2.7
( 0.21 )3.2 不動産取引業 小売業 0.9
( 0.10 )-0.6 織物・衣服・身の回り品小売業
その他の小売業(別掲を除く住関連)
- 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
冊子、データダウンロード
- 第3次産業活動指数(概要冊子)
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