市場創出に資する経営戦略上の標準化活動(戦略的活動)に積極的に取り組むことが、
これまでの基盤的活動の維持に加えて重要である、との「日本型標準加速化モデル」が提示されました。
これまでの基盤的活動の維持に加えて重要である、との「日本型標準加速化モデル」が提示されました。
「標準化」を通じて、消費者の利便性を高め、同時に優れた製品をグローバル市場に届けることが可能です。世界で展開されている標準化活動は、単なる規格づくりを超えたものになりつつあり、日本においても、人材育成や経営戦略の観点から、標準化活動を加速するべき時期に入っています。
こうした問題意識の下、日本の標準化活動の在るべき姿や課題・取組事項の整理を行うため、昨年4月より「日本産業標準調査会 基本政策部会」を開催、2023年6月20日、取りまとめが公表されました。
1.「日本型標準加速化モデル」の提示
- 日本における標準化活動とその手法や取組の在るべき姿は、安全・安心を中心とした高品質な製品・サービスを支えるための「基盤的活動」が維持されつつ、市場創出手段としての「戦略的活動」が積極的に取り組まれていること、と整理されます。この在るべき姿を「日本型標準加速化モデル」として提示しています。
・基盤的活動:社会・消費者の安全・安心の確保、基礎的な部品の仕様や検査方法、組織・事業の運営方法等、産業基盤となる標準化活動。
・戦略的活動:市場創出に資する経営戦略上の標準化活動。商品企画、研究開発、マーケティング、投資等の戦略と一体的に進めることが必要である。また、SDGsなどの社会要請を、価値に転化する標準化活動も含まれる。
・戦略的活動:市場創出に資する経営戦略上の標準化活動。商品企画、研究開発、マーケティング、投資等の戦略と一体的に進めることが必要である。また、SDGsなどの社会要請を、価値に転化する標準化活動も含まれる。
2.「日本型標準加速化モデル」実現に向けた、課題と取組
- 「日本型標準加速化モデル」を実現するために、日本の標準化活動の課題を整理し、その上で、そうした課題を解決していくための、施策・取組を取りまとめました。
- ポイントは、「標準化人材の育成・確保」「経営戦略と標準化」「研究開発と標準化」の3つの観点です。

資料
3.フォローアップ
- 第14回日本産業標準調査会基本政策部会において、「日本型標準加速化モデル」実現に向けた取組のフォローアップを行いました。 (令和6年4月17日)
お問合せ先
イノベーション・環境局 基準認証政策課電話:03-3501-1511(内線)3413~3415
メール:bzl-s-kijun-seisaku★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください
最終更新日:2025年3月27日