取り組むべき課題
更年期障害の診療報酬は低く、そのため更年期障害に詳しい医師は全体のわずか0.2%、産婦人科医も4%*¹に過ぎません。また、医師が閉経について学ぶ時間は平均で1時間程度*²とされています。更年期障害の症状を疑っても、受診する人の割合は10%未満*³であり、これは診療窓口の不足が一因と考えます。更年期障害の診療には、症状の傾聴と寄り添いが求められ、「MYLILY」では現在、医師が1人あたり20分かけて診療しています。しかし、このままでは、更年期障害を熟知している医師が少ないため多くの患者に対応できず、また医師の負担が増大します。実際に更年期症状による経済的損失は年間1兆9000億円*³に上り、累計60万人が更年期症状を理由に離職しているというデータもあります。
*¹【出典:日本産科婦人科学会】
*²【出典:日本医師会】
*³【出典:厚生労働省】
実証事業の内容
本事業は、オンライン診療「MYLILY(マイリリー)」を通じて、更年期症状に対する包括的な医療ケアを提供します。また今回の実証では医療従事者が更年期診療の傾聴やヒアリングを担当し、医師と連携することで持続可能な更年期診療の実現に取り組みます。医療従事者と連携していくことで、サービスを提供できる先を広げ、症状の軽減の実感割合に違いが出ないこと、安心感が増すことを証明できればと考えております。
医師が診療を全て引き受けた時と医療従事者と分担した時とで診療満足度や効果に違いが出るのかを検証します。
この事業で貢献できること
本事業では、オンライン診療「MYLILY」を利用して、更年期症状に対する包括的な医療ケアを享受することにより、症状軽減・プレゼンティーズムの向上・更年期ロスの削減に貢献することを目指します。また医師の負担を軽減しながら、多くの患者に質の高い診療を提供できるようになる診療体制を築き上げることで、医師の働き方改革にも貢献していきます。
事業体制の紹介
| 代表団体 | 株式会社MyFit |
|---|---|
| URL | https://mylily.jp |
※実施体制は2024年8月21日時点で確定している団体を記載
現在の製品・サービスの提供状況
(2026年3月時点)
| サービス提供者 | 株式会社My Fit |
|---|---|
| 実証を通じて提供している サービス名 |
MYLILY(マイリリー) |
| 令和8年3月時点のサービス状況 | 実証で実施した内容を一部変更してサービスを提供している |
| サービス概要 | 更年期障害特化のオンライン診療プラットフォームである「MYLILY」を提供。 医師の診療から処方、薬の受け取りまでをスマートフォンやLINEで完結できる。利用者は、オンライン上で提携医療機関を受診し、医薬品の処方をスムーズに受け取ることが可能。診察は全国各地の医療機関・病院で働く更年期障害を熟知した産婦人科医師のみが対応する。 また、診療前後の継続的な症状データ取得により個別ケアの推進も図る。 |
| サービス導入先・利用者 | 〇法人等組織向けサービス 〇個人向けサービス 〇女性向けのサービスのみ |
| 対象としている法人の性質や サービスの対象者の目安 |
〇導入可能な企業の規模は30人以上 20~60代の女性がオンライン診療の利用が可能 〇男性向けにはセミナーや相談サービスの提供が可能 |
| サービスのURL | https://mylily.jp |
| サービスの問い合わせ窓口となる メールアドレス |
contact@my-fit.co |
資料ダウンロード
お問合せ先
経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室
電話:03-3501-1511(内線2131)
メール:bzl-Femtech.hojo★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。
最終更新日:2026年5月25日


事業のご担当者から
ひとこと
株式会社MyFit/山田 真愛さん
2023年10月よりMYLILYの提供を開始しましたが、「今まで相談できる場所がなくてドクターショッピングしていた」など切実に悩む利用ユーザー様の声が届きます。実際に日本では、更年期に差し掛かる女性の約50%が何らかの体調不良を訴え、その約80%が更年期症状とされています。しかしながら、約12%しか医療機関を利用していないという現状があります。「更年期症状ごときで病院に行くなんて」といつも我慢してしまう女性たちの悩みを少しでも解放できるように。また当事者でなくても、更年期症状で悩む人をサポートしたいと願う方にとって、『MYLILY』が一つの手段になれるよう事業に取り組んでいます。更年期ケアに取り組みたい企業様がいればぜひ、お声がけ頂けましたら幸いです。